目次
人間と人生
愛と女性
思想と行為
革命と民衆
国家と民族
芸術と文学
歴史と人物
神と宗教
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
19
ハイネの詩は勿論、評論や手紙、回想録、小説、戯曲などから思想や人物をよく表すエッセンスを抜き出して編まれた名言集。ハイネ作品は邦訳のものはほぼ詩集しか入手できないので、こうした本は有難い。イデオロギーの走狗となって美を蔑ろにする活動家を嫌う芸術の使徒としての自己と、高踏趣味や衒学を嫌い、民衆に分かる言葉しか使わず、革命の勇士として命を擲つ共和主義的な自己との矛盾をダイナミックに内包し、転変屈折の多い複雑な思想の人であるが、黒人の奴隷状態に憤り、貧者の空腹を思いやるその心には慕いたくなる魅力があふれている。2020/06/18
イコ
2
われわれは、われわれ自身が廃墟とならないうちは廃墟を理解しない。2019/07/15
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