内容説明
国際協力とはなんだろう。国際協力の第一線で活躍する30代女性12人の援助活動体験記。この分野でのキャリアを目指した動機、自分たちの夢を実現させるための準備、貧困と戦火の下で生きる人々との生活の中で出合った歓びと挫折、そして後進へのメッセージを力強く語る。
目次
終わりのない旅―ニューヨーク
家族と一緒にフィールド勤務―中国
旧ユーゴの戦火の中で―ボスニア・ヘルツェゴビナ
十万人の子供たちの給食―ニカラグア
国際協力という舞台の裏方―ネパール
戦争未亡人家庭で鶏が羽ばたく―アフガニスタン
インドシナへの興味を追って―バングラデシュ
ヒラベンとカンタベンの夢―インド
ソマリア難民キャンプでの医療援助―ジブチ
「どうして国連を辞めたんですか?」―ブラジル
援助の「現実」を超えて―スーダン
国連から持ち帰ったもの―ニューヨーク
国境を超えた視点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuichi570
2
日本での固定概念、男は外、女は内。いくつまでには結婚、妊娠などが決められたキャリアの馬鹿らしさ。国連などの機関で活躍する女性達のエッセイ集であったが、自分自身のキャリアにも参考になることが多かった。もっと様々なフィールドで活躍している女性の出版物などを読んでいきたい。2015/03/25
トクサコ
1
国際協力を仕事として行くために、とても参考になる本だと思う。 ただ、国際機関の話ばかりだったので物足りなかった。 もっと、いろんなやり方を示して欲しかった。2014/10/26
marikaaashi
0
◎2016/06/21
Hiroyoshi
0
筆者の率直な考えが書かれていた。10年も前に書かれた本にも関わらず、筆者たちの持つ問題意識は現代でも解決されていないようである。 この業界でキャリアを積みたい人には必須の本。2015/12/23