内容説明
「アウトサイダー」の異才コリン・ウイルソンが、実存哲学の立場から殺人者の心理を追求することにより、人間存在そのものの深層に鋭く切りこみ、現代の病巣をえぐり出して解明を加えた『殺人の研究』全部を収める改訂増補版。
目次
殺人の研究
セックス殺人
毒殺
大量殺人
刺殺
殴殺
絞殺
ギャング
射殺
爆薬による殺人
誘拐殺人
斧による殺人
溺死させたもの
暗殺
戦争犯罪
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
29
シリアル・キラーの心理について調べていた時期にいつの間にか本棚に収まっていた少し古い本。今回は「前書き」とは思えない長さの冒頭の研究文を改めて読む。最近ファッション的に扱われていることが多くなってしまったけれど(自分のことを棚にあげるタイプ)、古今東西の殺人者を列挙してその犯罪に至る経緯を紹介している。個人的に著者はイギリスの澁澤龍彦だと思っています。バンディやチカチーロ、ヘンリー・リー辺りは発刊当時まだ犯罪が公になっておらず未収録なものの、フィッシュやキュルテンを知る資料としては一見の価値あり。2021/01/07
Ayah Book
8
欧米で起こった殺人事件の実録もの。広く浅くという感じで、とても読みやすい。様々な非道な殺人犯の話を読んできたにもかかわらず、やはりラストの戦争犯罪の章は悲惨すぎるし、殺す人数が違いすぎる。日本陸軍、ナチのアイヒマンとヘス、戦争を隠れ蓑に、集団で犯す犯罪の怖さ。2018/10/05
慧
0
★★1/22009/09/05
澤水月
0
940227
鈴と空
0
2006年以前