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内容説明
卵巣ガンと闘う藤本和代さん、彼女を支える林槇子さん―。ふたりの女性教師の間に交わされた14通の手紙が、藤本さんの「心」に巣くっていたガンを完治させました。本書は、難治の病と闘うすべてのひと、それを支えるすべてのひとに宛てた、「心の病」に打ち克つための書簡集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろみ
2
偶然の経緯で、高校時代最も影響を受けた恩師がこのような本を残していることを知った。素直なおしゃべりのような文章が17歳の私からは当時見えなかった先生の多くの面を見せてくれた一方、教職において私たちに伝えたかったことも書いてあり、その教えが今も自分の中にやはり大事なこととして残っていることに、とても嬉しくなった。地理と歴史の先生がなぜこのような本を書いたのか。その時の「医療」に持った疑問を残しておくことが「歴史」となるから、じゃないかと思った。もう会えない先生と再会できて嬉しかった。2017/09/30