内容説明
東大闘争の過程で精神科医局を解散、新しい精神医療をめざそうとし,現在も模索を続けている森山公夫医師。東大病院の口腔外科で“診療拒否”という医局構座制の権力乱用に屈せず,研究と医療の新しい道を探究し続けている山下一郎医師。この2人の医師の軌跡をふり返り、「医療」とは何かを根本的に追求する。
目次
2人の医師が追求するもの―はじめに
第1部 東大と東大医学部精神科解体運動の軌跡(解体の日々;解体から変革・再構築へ;多様の構造の中で真の解体を)
第2部 学界と医療の古い体質への挑戦(徳島学会闘争総括;治療構造論試論;精神医療の矛盾と混迷の克服に向けて;われわれの運動がめざすもの;私たちはなぜ「精神医療」誌を出しつづけてきたか;報徳会宇都宮病院の構造;資本主義世界における「精神衛生法」の歴史;精神衛生法「改正」にむけて断想;わが国の歯科口腔外科とその将来;分化と総合;東大医学部口腔外科問題について;口腔外科物語余話)
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