染方史郎の楽しく覚えず好きになる感じる細菌学×抗菌薬

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染方史郎の楽しく覚えず好きになる感じる細菌学×抗菌薬

  • 染方史郎(金子幸弘)
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  • じほう(2020/02発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784840752640
  • NDC分類 491.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

感染症の学びを阻むもの、それは細菌や抗菌薬の種類がとても多いことです。「何がどう違うのか」、そもそも「なぜ違うのか」、これが頭の中で整理できるだけで感染症の理解はグッと深まります。本書は、さまざまな細菌の特徴を、『イラスト』を用いながら『臨床に必要』なことに絞って紹介。さらに抗菌薬について、『系統別の相違点をまとめ』つつ『個々の特徴』をコンパクトに解説しました。かみ砕いた「感じる」解説によって最後まで読み飽きず、大事なことがしっかりわかる「楽しく学べる1冊」になっています。

目次

第1章 総論

0 細菌学を学ぶ前に
1 細菌の超キホン
2 感染症に関する検査のポイント
3 感染症治療と抗菌薬
4 みんなで取り組む感染制御
5 感染症法と疫学
6 病原性と宿主防御の関係とは
7 これだけは押さえておきたい免疫学の基礎

第2章 細菌学編
0Overview
1 グラム陽性球菌
A ストレプトコックス属(連鎖球菌)
B エンテロコックス属(腸球菌)
C スタフィロコックス属(ブドウ球菌)
2A インフルエンザ菌とその他のグラム陰性小桿菌
A ヘモフィルス属
B ボルデテラ属
C その他の小桿菌
2B 腸内細菌科、ビブリオ科、エロモナス科
A 腸内細菌科
B ビブリオ科、ビブリオ属
C エロモナス科、エロモナス属
2C 緑膿菌およびその他のブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌
A 緑膿菌とその他のシュードモナス属
B アシネトバクター属
C Stenotrophomonas maltophilia
D その他のブドウ糖非発酵菌
3 グラム陰性球菌
A モラクセラ属
B ナイセリア属
4A 芽胞形成グラム陽性桿菌
A クロストリジウム属
B バチルス属
4B 芽胞非形成グラム陽性桿菌
A コリネバクテリウム属
B Listeria monocytogenes
C その他のグラム陽性桿菌
5 嫌気性菌
A 上部消化管に多い嫌気性菌
B 下部消化管に多い嫌気性菌
C その他の嫌気性菌
6 結核菌とその他の抗酸菌
A 結核菌群
B 非結核性抗酸菌群
C Mycobacterium leprae(らい菌)
7 放線菌
A アクチノミセス属
B ノカルジア属
8 スピリルム
A カンピロバクター属
B ヘリコバクター属
9 スピロヘータ
A Treponema pallidum
B ボレリアBorrelia属
C Leptospira interrogans
10 非定型菌(マイコプラズマ、レジオネラ、クラミジア、リケッチア)
A 通性細胞内増殖菌
B 偏性細胞内増殖菌

第3章 抗菌薬編
0Overview
1 β-ラクタム系薬
  A ペニシリン系
  B セフェム系
  C カルバペネム系、ペネム系
  D モノバクタム系
2 キノロン系薬
3 アミノグリコシド系薬
4 マクロライド系薬(ケトライドを含む)
5 テトラサイクリン系薬(グリシルサイクリン系薬を含む)
6 抗MRSA薬
7 抗結核薬
8 特定抗菌薬
9 その他の抗菌薬


序文

本書は、以前から作成していたオンライン細菌学講座のeTextをもとに書籍化したものです。私は、医療従事者、学生、一般の方に対し、「薬剤耐性菌(AMR)をわかりやすく伝える活動」を行っています。そして、この活動に興味をもっていただいたじほうの方から、今回、執筆の機会をいただき、初めての単著による書籍として出版する運びとなりました。
学生時代を振り返ると、細菌学は苦手な教科でしたので、こうして細菌学を教えていることが不思議なくらいですが、「読者フレンドリーに」という考えは、むしろ学生時代の苦い経験が役に立ったのかもしれません。初学者の方にまず申し上げたいのは、「細菌学を好きになってほしい」ということです。また、誤解を恐れずに言えば、「細菌学を学ぶ」のではなく「細菌学に学ぶ」ということを意識しています。
電子媒体ではなく紙ならではの強みを活かすべく、担当の方々とさまざまな工夫を練りました。本書の意図は、網羅的に説明することではないため、わかりやすさを重視し、一般的な微生物の教科書に掲載されているまれな細菌や詳細すぎる内容、例外事項はあえて省略し、実務に役立つであろう項目に焦点を絞り、初学者にも受け入れやすい記載となるよう心がけました。そのような理由から、より詳しい情報が必要な読者には物足りないかもしれませんが、本書は最初の第一歩を始めるためのものです。本書により、読者の皆様の頭の中に考え方のフレームが出来上がれば幸いです。

大阪市立大学大学院医学研究科細菌学 教授
染方史郎(金子 幸弘)