出版社内容情報
薬学部を卒業し入職した新人薬剤師が現場で力を発揮するには、かなりの臨床への対応能力が不足しており、常に知識と経験を得ようとする意欲がなければ、めまぐるしく進歩・変化する医療技術・環境に取り残されていくのが実情である。本書は薬剤師 が医療の現場で患者ケアを実践すめために必要な知識を
①病態
②ケア計画
③観察計画
④患者の教育計画
の4つの項目に分け、服薬指導等でよく遭遇する10の慢性疾患について、POSの考え方に基づいて設問方式でわかり易く解説したものである。
【編集担当者コメント】
法案が予定どおりに進めば、平成19年度から薬学部が6年へ年限延長になりそうな状況です。長期病院・薬局実習が、国家試験受験の前提条件になることも確実なっています。現状の1カ月実習でも、いかに実りの多い病院・薬局実習にするか、医療現場の指導者・薬学教官が指導方法・テキスト等で工夫されていますが、なかでも医学知識、病気に関する知識をかぎられた時間内でどう教育するか課題といえます。本書は、躊躇しがちなこの分野を全編にわたり設問方式で、何時どこでも、気楽に取り組 み易く勉強出来るトレーニングブックとしました。(白岡)
内容説明
薬剤師の知るべきポイントが充実した解説で明確に。外来(保険薬局)でもよく経験する10の慢性疾患を対象。薬剤師の初期卒後臨床教育に活用。薬剤師になったらまずやってみる問題集。
目次
1 糖尿病
2 高脂血症
3 高血圧症
4 気管支喘息
5 消化性潰瘍
6 痛風
7 慢性関節リウマチ
8 肝硬変
9 甲状腺疾患
10 排尿障害
著者等紹介
木村健[キムラタケシ]
野崎徳洲会病院薬局長
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