出版社内容情報
精神疾患の中でも発生頻度の高い気分障害は、個人生活は勿論、社会経済に与えるマイナスの影響もおおきいと言われています。近年、多くの新しい向精神薬が認可されて薬物治療は変化し、治療や予防にあたる医療者は更に多くの理解と実践を求められてきています。本書は、気分障害についての理解を深め、治療に活用頂く為に、新たな治療アルゴリズムを改訂・作成し、気分障害の概要、診断基準・症例・評価尺度を加えわかりやすく解説いたしました。患者説明シートなど、精神科・心療内科のプライマリーケア医のみならず、一般臨床医にもご活用頂ける内容です。
内容説明
本書は精神科薬物療法研究会が5年前に作成した気分障害の薬物治療アルゴリズムを改訂し、さらに気分障害の総論、診断基準、症例などを加え、気分障害の診断・治療の現時点での標準的なものを示したものである。
目次
総論 気分障害概論(気分障害の疫学;気分障害の診断基準;気分障害の分類 ほか)
各論1 気分障害とアルゴリズム(大うつ病性障害の治療アルゴリズム;精神病性うつ病;双極性障害 ほか)
各論2 薬物治療と非薬物治療(気分障害治療薬の作用機序と副作用;気分障害治療薬の用法・用量と相互作用;電気けいれん療法 ほか)
著者等紹介
本橋伸高[モトハシノブタカ]
東京医科歯科大学大学院精神行動医科学分野助教授
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