出版社内容情報
中毒における生体中の起因薬毒物の分析は、その後の治療方針の決定に大きな影響を与えます。本書は、確実、迅速、簡便な呈色反応を中心に薬毒の簡易検査方を解説した実務書です。【編集担当者コメント】各検査法の随所に「コメント」が記されているが、これは著者らの検査法開発の経験から生まれたものである。また「利点・欠点」も同様で、開発の経験があってこそのものである。いずれも記載は簡潔であるが、開発にあたった著者らの熱意が感じられる。
内容説明
本書は、確実で迅速かつ簡便な呈色反応を中心とした薬毒物中毒診断法を取りまとめ、臨床の現場でも役立てることを目的にしたものである。
目次
1 工業製品(青酸化合物;ヒ素化合物 ほか)
2 ガス(一酸化炭素;塩素 ほか)
3 農薬(有機リン系農薬;パラコート ほか)
4 医薬品(ブロムワレリル尿素;アセトアミノフェン ほか)
5 毒薬物分析システム