出版社内容情報
さまざまな制限がある中、薬剤情報提供の充実を前提に各施設の薬剤師が医師、看護婦、事務部門との論議の結果、実施にいたった経過と今後の課題等を紹介しています。
内容説明
医療の質の向上を図るとともに、患者サービスの向上を図るため、外来患者への薬剤情報提供を拡充することは、医療機関にとって、避けることのできない課題です。どのような薬剤が処方されているのか、どのような効果が期待できるのか、どのような副作用発生のおそれがあるのか、患者が理解できるようにわかりやすい形で、関係する情報を提供するよう努める必要があります。本書は国立病院・療養所の薬剤科の有志によってとりまとめたものですが、薬剤情報提供業務は薬剤科だけの努力で実施できるものではなく、院長をはじめとする施設スタッフ全員の熱意と協力があってはじめて実現できるものです。また、ここで紹介している方法は、一律ではなく、各施設ごとにさまざまな工夫がなされています。これも、いろいろな制限がある中で、薬剤情報提供の充実を前提に、施設全体として議論していただいた結果でしょう。
目次
第1章 外来患者への薬剤情報の提供
第2章 国立病院・療養所における薬剤情報提供の実践(一般のデータベース・表計算型ソフト等を利用した情報提供;オーダリングシステム、医事会計システム等と連動したシステムを利用した情報提供)
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- 和書
- セロトニン