出版社内容情報
医師、薬剤師はじめとする医療従事者むけに急性中毒に対する問い合わせ時の対応(家庭・医療機関での処置、病状、毒性、確認事項など)を主要な化学物質ごとに整理しました。ポット洗浄剤、台所用除菌スプレーなど家庭用品を中心に製品情報を充実させた改訂版です。【編集担当者コメント】年間36,000件の急性中毒の相談に24時間体制で対応している薬剤師を中心とした中毒情報センターのスタッフの経験が本書編集の基盤となっている。殊に、相談を受けたときの確認事項、情報提供時の要点・注意はこの経験に基づくもので、類書にはみられない特徴である。また、相談あたっては、使われた製品(成分)の特定と症状の把握が重要だが、商品名やその慣用名、一般名、毒性値がわかる「品名索引」「成分索引」は本書の利用の便をさらに助けるものである。
内容説明
本書は日本中毒情報センターに勤務する薬剤師達が日常の情報提供活動の中で培ってきた急性中毒処置に関する知識の集大成であり、今回の改訂では家庭で頻用される化学物質、OTC薬などを中心に54項目の化学物質についての毒性情報と中毒処置のノウハウを追加。
目次
家庭用品(洗剤類;化粧品;文具 ほか)
園芸用品(除草剤;殺菌剤;殺虫剤 ほか)
工業用品(ガス)
医薬品(医療用薬;一般用薬)
自然毒(咬刺傷;貝毒;フグ ほか)
関連資料(応急処置;中毒に対する基本処置;中毒でよく使われる略語 ほか)