内容説明
八犬伝と双璧をなす馬琴代表作の深奥!雄大にして奇想天外、霊魂のあやなす馬琴独自の隠微世界を新たな視点で読み解く作品論。信多純一の重要論考「三島由紀夫『日本文学小史』と馬琴」を附載!三島独自の文学史に示された馬琴理解を検証し『弓張月』『八犬伝』の深層に肉薄。
目次
第1章 ヒロインの神性
第2章 御霊神崇徳院
第3章 『弓張月』における道教世界
第4章 為朝の変現
第5章 馬琴と『西遊記』
附 三島由紀夫『日本文学小史』と馬琴―椿説弓張月・南総里見八犬伝
著者等紹介
朝倉瑠嶺子[アサクラルミコ]
1940年生まれ。成城学園卒。世界文化社編集部に勤務後、退職。1989年に岡山大学・ノートルダム清心女子大学にて聴講以来、信多純一氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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