内容説明
描かれた中世・眺められた中世の記憶を和歌の表現から読み解く!カラー口絵30点を含む豊富な図版を掲載。高僧伝絵巻や社寺縁起絵巻など中世に制作された絵巻の中で詠まれた和歌や、権力と歴史の象徴だった仙洞御所・別業で詠まれた和歌を検証。中世の絵巻・宗教・都市空間などとの関係から、和歌が果たした新たな役割を明らかにする。
目次
序章 和歌の新たな器―絵巻制作と空間創出
第一部 和歌と絵巻の相関(「慕帰絵」の制作意図―画中の童子と覚如詠;「慕帰絵」の和歌―慈円詠との出会い;文明年間の「慕帰絵」補作と蓮如;「拾遺古徳伝絵」の和歌―真宗絵巻における法然の日吉社頭詠;「一遍聖絵」の和歌―旅の実景として;西行伝絵巻と時宗―「一遍聖絵」「遊行上人縁起絵」東国遊行の場面;絵巻「道成寺縁起」の和歌)
第二部 和歌と仙洞御所の相関(白河殿―発展と追憶;鳥羽殿―「池辺松」と二つの皇統;法住寺殿―愛鳥趣味と院政期歌壇;北山殿―西園寺家のみゆき待つ桜;亀山殿―後嵯峨院と祝いの桜;「春日権現験記絵」―描かれた庭園とうたかたの内裏)
終章 宝蔵と絵巻―記憶と和歌の本質
著者等紹介
石井悠加[イシイユカ]
1986年、兵庫県に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本語日本文学専門分野博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、四国大学文学部日本文学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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