目次
序章 古代王権論の成果と課題―女帝・皇太子・太上天皇の成立
第一編 世襲王権の成立―五・六世紀(欽明期の王権と出雲;欽明期の王権段階と出雲―前史との比較を中心として)
第二編 「大化改新論」七世紀(七世紀後半における公民制の形成過程;広域行政区画としての大宰総領制;外交拠点としての難波と筑紫)
第三編 王権と儀礼―七・八世紀(律令国家の王権と儀礼;殯宮儀礼の主宰と大后―女帝の成立過程を考える)
第四編 王権の転換―八・九世紀(古代都市の成立と貧困;「山背遷都」の背景―長岡京から平安京へ;桓武の皇統意識と氏の再編)
終章 古代王権の成立と展開
著者等紹介
仁藤敦史[ニトウアツシ]
1960年(昭和35)静岡県生まれ。89年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。98年博士(文学)。早稲田大学第一文学部助手・国立歴史民俗博物館歴史研究部准教授、同教授などを経て、2025年より国立歴史民俗博物館・総合研究大学院名誉教授。専攻・日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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