内容説明
中国との外交交渉で名のった称号を手がかりに、君主を頂点とした古代天皇制の成立を明らかにする。
目次
日本古代史における君主号研究
第1部 自律的支配の形成(倭王武の上表文と文字表記;倭国における南朝官爵の史的意義―叙任権と叙爵権を中心に;倭国における「天下」観念)
第2部 古代天皇制への道程(推古朝における君主号の定立;天智「称制」考;令制君主号の史的前提―「天子」号を中心に;華夷秩序の形成と方位認識)
大宝律令の成立と遣唐使派遣
著者等紹介
河内春人[コウチハルヒト]
1970年東京都生まれ。1993年明治大学文学部卒業。2000年明治大学大学院博士後期課程中退。2002年日本学術振興会特別研究員(PD)。現在、明治大学文学部・立教大学文学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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