内容説明
十六・十七世紀の日欧交渉史・思想史・技術史・出版史・言語史・書誌学の第一線の研究者が、日本イエズス会の出版・布教活動を、あらゆる角度から再考し、新たな知見を惜しみなく盛った、書き下ろしの論考!
目次
1 キリシタン時代と日本(大航海時代と日本―イエズス会のアジア布教とコンベルソ問題;キリシタン時代の文化と外交―印刷文化の到来とポルトガルの日本航海権)
2 キリシタン版の印刷技術(日本の印刷史から見たキリシタン版の特徴)
3 キリシタン版と信仰(対抗宗教改革と潜伏キリシタンをキリシタン版でつなぐ)
4 キリシタン版と日本語(キリシタン語学全般;キリシタン語学の辞書;文法書;アルヴァレスと『ラテン文典』について;信徒文献―写本類におけるローマ字表記の異同から)
附録 キリシタン時代の人物略伝と要語集
著者等紹介
豊島正之[トヨシママサユキ]
上智大学文学部教授。言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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