出版社内容情報
重度心身障害児や、医療的ケアの必要な子どもが病院を退院して、地域で安心して暮らすための準備やサービスを紹介。外出や食事、教育といった生活上の疑問や不安に、先輩お母さんやお父さん、専門家がさまざまな立場からヒントや答えを示してくれる1冊。
前田 浩利[マエダヒロトシ]
医療法人財団はるたか会あおぞら診療所理事長
岡野 恵里香[オカノエリカ]
子ども在宅クリニックあおぞら診療所墨田
すぎなみ重度心身障害児親子の会 みかんぐみ[スギナミジュウドシンシンショウガイジオヤコノカイミカングミ]
杉並区立こども発達センター[スギナミクリツコドモハッタツセンター]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
次郎作
9
これはものすごく良書だった。 家でも気管吸引や胃瘻からの栄養などのケアを必要とする「医療的ケア児」と呼ばれる子供をもつ親に向けた内容となっている。 小児科医として、在宅で「医療的ケア児」を診ていくとは、実際どういうことなのか、ということを詳細に知ることができ、親の心配や制度の仕組みなど目から鱗な情報満載だった。 病院までしか子供にかかわれない小児科医は、重要な立場を占めているとも言えるが、ほとんど何も知らないともいえる。 子供の笑顔のために、両親の笑顔も大切で社会の仕組みも大切なのだ、と再認識した。2019/03/10
-
- 和書
- 多くの一人