内容説明
だれもが排泄だけは最後まで自分の力で行いたいと願っています。そのために排泄障害のある人が排泄用具を活用することは非常に有効な手段です。本書の目的は、最も適切な排泄用具を選択して活用することにより、その人の精神的・身体的な能力を引き出して排泄の自立度を高め、結果として本人と家族のQOL(quality of life生活の質)を向上させるためのノウハウを伝えることです。
目次
第1章 総論(排泄障害とは;排泄ケアの目的)
第2章 排泄用具の適応(排泄障害と排泄用具;排尿障害・排便障害の分類と用具の関係 ほか)
第3章 自立度を高めるための排泄用具選び(寝たきりレベル;坐位レベル ほか)
第4章 事例紹介(寝たきりで尿意・便意がない人;寝たきりで尿意・便意がある人 ほか)
著者等紹介
石井賢俊[イシイケンシュン]
工業デザイナー、福祉用具プランナー。1965年桑沢デザイン研究所インダストリアルデザイン専攻科卒業。1966年ニドインダストリアルデザイン事務所を石井賢康とともに設立。現在、ニドインダストリアルデザイン事務所所長、日本コンチネンス協会会員。1961年第5回通産省輸出雑貨デザインコンクール特選一席。1987年第14回国井喜太郎産業工芸賞。1996年グッドデザインロングライフデザイン賞。1999年グッドデザイン特別賞、桑沢地域賞
西村かおる[ニシムラカオル]
コンチネンスアドバイザー。1979年日本三育学院カレッジ看護学科卒業。1982年東京都公衆衛生看護専門学校保健学科卒業。東京衛生病院に訪問看護師として勤務。1986年英国サセックス州ブライトン・ポリテクニック地域看護学科に聴講出席。1987年英国でコンチネンスアドバイザーのもと、失禁看護を学ぶ。1990年コンチネンスセンター(排泄ケア情報センター)を開設。現在、コンチネンスジャパン株式会社取締役、日本コンチネンス協会会長、北里大学病院、東京都リハビリテーション病院、沖縄アドベンチストメディカルセンター、特定医療法人仁生会細木病院において非常勤勤務
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