内容説明
「教師と生徒の関係の質が高ければ、本当の教育はできる」そのための効果的な『コミュニケーション』があります。これまで誰からもどこでも習わなかった方法が。米国のT・ゴードン博士が開発した、教師に最も必要なプログラムをやさしく解説。
目次
第1章 教師のための人間関係プログラム
第2章 自分の感じ方で整理する「行動の四角形」
第3章 問題所有者を決め、適切な対応を判断する
第4章 教師の思いを伝える「わたしメッセージ」
第5章 生徒の成長を促す「能動的な聞き方」
第6章 対立を解決する「第三法(勝負なし法)」
第7章 学校の中で価値観が対立したら
第8章 生徒の成長・発達を促す環境づくり
教師学の方法を使った事例集
著者等紹介
近藤千恵[コンドウチエ]
親業訓練協会特別顧問。亜細亜大学教職課程講師
土岐圭子[トキケイコ]
1935年福岡市生まれ、福岡市在住。教師学インストラクター。他に「親業訓練」、「看護ふれあい学」、「自己実現のための人間関係講座」のインストラクター資格を取得し、講座、講演および執筆などでも幅広く活動。九州地区教師学研究会主宰。九州大学薬学部、同大学院修了。薬学博士。大学勤務を経て、私立および公立高校教諭、精華女子短大講師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nabebe
0
神田の古本屋で見つけた本。塾講師を始めるので少しでも役に立てばと思って読んでみた。塾の研修でいってたこととも重なるが、生徒にたいして、うまく自分の教えることを伝えるにはやはり信頼関係を築く必要があるとのこと。そのためには、一方的に「静かにしなさい!」「そんなことやってると成績さがるよ!」とか言うのではなく、自分がどう思ってるのか伝えてから言った方が効果的とか何とか。なかなか新しい発見が多い本だったかな。2016/11/03
T.E
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アメリカのトマス・ゴードン博士が提唱した「教師学」を平易な表現と分かりやすい図解で説明した一冊。 教師学というのは、指導法のノウハウや、教師はいかにあるべきかといった指針を示すものではなく、コミュニケーションを通して生徒と教師の良好な人間関係をいかに紡ぎだしていくかという点に焦点を置いている。 「対決わたしメッセージ」「能動的聞き方」「勝負無し法」など、なるほどと思う内容ばかりだった。思い返してみても、生徒に信頼される先生というのはえてしてそうしたコミュニケーションに長けていた気がする。2011/10/24
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- 和書
- 漱石長篇小説の世界