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内容説明
神々はその世界に祝福を残し、そして去っていった―辺境の地、ミストハウンドに暮らす見習い薬師のセロ。優秀な魔導具職人を祖父にもちながら、その孫たる彼は何故か魔導具を造ることも使うこともできない。祖父の亡き後は主のオルドバに仕えつつ、薬師としての修業に日々を費やしていた。そんなセロのもとに、ある日、王立魔導騎士団のハルムバックと名乗る青年が現れる。彼は“祖父の遺品”の魔導具に興味を示すが―『空ノ鐘の響く惑星で』の著者・渡瀬草一郎が贈る待望の新シリーズは、“見習い薬師”と“黒猫”が織り成す冒険ファンタジー。
著者等紹介
渡瀬草一郎[ワタセソウイチロウ]
昭和53年横浜生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
10
パラサイトムーンと繋がった世界観という事でいつかは読みたいと思っていた作品。魔導具を使う王道のファンタジー作品ですね。主人公よりも猫の方が今の所は主役っぽい感じですが主人公が持ってる能力から考えてこれから先に期待できそうです。またヒロインは安定の幼馴染でちょっと愛が重たい所がありこれから先ライバルキャラとか出たら狂いそうですね。パラサイトムーンに出てくる用語が出たりと色々楽しめそうよかった。2014/05/21
はす
6
魔導具を使ったファンタジーバトルものかな。主人公が打ち消し系能力使いなこととかストーリーは特に珍しくも無いですが、猫ことアルカインが主役級になっててかっこ良く活躍しているのは猫好きとしては堪らないですし、パラサイトムーン関連のこともちらほら出ていて、そちらを読んでいて身としてはとても楽しく読めて面白かったです。 次巻からどんな旅を過ごしていくのか楽しみです。2014/02/26
鶯@芒羊會
6
展開そのものはある程度予想できてしまうけれど、雰囲気が好みで冒頭の神話部分から惹かれる。神話や魔導具などの設定、世界観が素敵だった。アルカインの描写もいちいち可愛い。続きも読みたい。2013/03/21
遊辺
5
渡瀬さん作品ということで、やはり地味めな異世界空想譚。堅実と言えば良いのか。。だがそこが良いというタイプの読者である私は大変楽しめました。魔導具を作り、魔導具を通じて行使される魔法が基盤にある世界で、魔導具が使えない少年セロと幼なじみフィノの周辺から、世界は変わり始める。黒猫のアルカインが大変良いキャラしているが、見え隠れするフィノの黒さにも目が離せません。2020/04/24
でーたべーす
5
パラサイトムーンと繋がりがあるときいて。ファンタジーものでメインヒロインがライバルがいるわけでもないのにヤンデレってはじめてみた。2013/07/26