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電撃文庫
ミミズクと夜の王

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840237154
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

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内容説明

魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。

著者等紹介

紅玉いづき[コウギョクイズキ]
『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞「大賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

コリ

357
噂には聞いてたけど予想以上に面白かった。ラノベでこんなにキレイな物語が読めるとは…。ミミズクの一途な想いや、フクロウの不器用な優しさが読んでてとても心地良かった。最後は大円団のハッピーエンドで本当に安心した。どうかいつまでも幸せに。そしてこの本に出会えた事に深い感謝を。 2011/10/05

文庫フリーク@灯れ松明の火

304
あっちょんぶりけ!×10。泣かされたのよさ。読み友さんの好評レビュー連発に手にしたものの、序盤はミミズクのセリフに引きっぱなし。完全にナメきってました。それが人前・病院の待合で〔崩壊するな涙腺!がんばれ涙の表面張力〕状態。あっちょんぶりけ。結局ハンカチ取り出す羽目に。解説・有川浩さんの『奇をてらわないこのまっすぐさに負けた。チクショー』体感です。さらに油断。著者あとがきで再度ハンカチ取り出す羽目に。チクショー!得難き友人はもちろんですが『私安い話が書きたい〜』は反則です。→続く2010/12/19

まりも

302
再読。紅玉いづきさんのデビュー作。自らをミミズクと名乗る奴隷の少女と、魔の森を統べる夜の王の悲く美しい恋愛物語。古き良き王道ファンタジーですね。凄惨な過去を持ち、魔物に食われる事だけを願う少女ミミズクが魔物の王と出会い、日々を過ごしていく中で絆を育み少しずつ人間らしい感情を取り戻していく姿はとても素晴らしく、読んでいて心が癒されました。まるで絵本のような温もりのある世界観と、ミミズクとフクロウの不器用な恋模様の組み合わせが非常に素晴らしいので、最後まで退屈しませんね。優しさに満ちた良い作品でした。2016/05/14

ヒロ@いつも心に太陽を!

298
読み始めてすぐ、ミミズクの話し方がどうにも苦手で一時中断。また読み出してからも「《絶対泣ける》と云われる作品で泣けなかったらどーなの私」と余計なこと考えながら読んでた。クロちゃんが出てきて魔王が出てきて。聖剣の騎士に乙女が出てきて「好みのジャンルだけどとりたてて目新しくもない」とか思ってたのに。いつのまにか本に没頭してた。あまりにも直球すぎて、逆にぽすっと胸に届いたみたい。たくさんの優しさに出会えた中で最後にミミズクが自分で選んだ幸せは。《お前はミミズクだ。そして私は・・・フクロウだ》それが、答えだよね。2011/03/06

エンブレムT

296
タイトルと幻想的な表紙イラストから、森に住むミミズクと少女の交流ファンタジーか?と思っておりました。ミミズク=魔法で姿を変えた夜の王様?などという見当違いな深読みまでして(笑)主人公は、死にたがりやの小さな少女。両手を鎖に繋がれ、両足を鎖に繋がれ、誰にも顧みられず、誰にも優しくされたことのない人間の子。彼女と、人間嫌いの美しい夜の王が出会う物語です。「お姫様は王子様と末永く幸せに暮らしました」的な王道のおとぎ話と言えるかもしれません。少女の望んだ幸せは、おとぎ話のお姫様が望むような幸せではなかったけれど。2014/02/28

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