電撃文庫 皇帝ペンギンが翔んだ空

祭紀 りゅーじ【著】

アスキー・メディアワークス（2006/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 231p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840236119
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

孤児院で育った元不良少女リーゼロッテは、純白の古城『白鳥城』で管理人として働いている。孤児院の子供達の目標となるため奮闘するリーゼロッテ。彼女を見守るのは、心優しい街の人々と、白鳥城に住む陽気な幽霊達だった―。そんなある日、リーゼロッテの前に孤児院で姉妹同然に育った少女ヨハンナが現れる。彼女はどうやらトラブルに巻き込まれているようで―。「アタシはアタシが行きたいトコに行けるようになれると思う？」「行こうと思や、どこにだって行けんだぜ」健気な元不良少女と世話好きな街の人々、そして愛すべき幽霊達が繰り広げるハートウォーミング・ストーリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[つみき]

この前の作品を読んでから、こちらを読んでみたかったなぁ。エルンストは、リーゼが欲しいなら別の方法別の形で求めるべきだったんじゃないかと思います。あれはもう、歪んだ愛情にしか見えない。

2011/08/22

[シュエパイ]

崩壊した本棚の整理中に、久々に発見。空飛ぶ皇帝ペンギンの続編、っていうか空飛ぶの方は文庫化されてないなぁ。。。まぁ、雑誌取ってあるからいいか。閑話休題。人はどんな風にも変われる、それを導くのは、人との出会い。この子は、本当に、いい人に囲まれて日々を過ごせたんだなぁ…。あぁ、あの奥様の、私の家族、自慢の孫、と激昂して放った言葉に、どうしてか涙がこぼれてきました。あの愉快で困ったさんな幽霊さん達も、本当に守護者だったのですね（笑）子どもには、正しき教育を受ける権利を。それから感謝することの喜びを。

2011/04/03

[azur]

テイルズのノベライズを読んだ限りではもっとエッジの効いた文章を書くイメージがあったのですが、この作品はどちらかと言えばほんわかとしており意外でした。敵キャラからは小物臭がするような気もするし、もっと大きな世界観でハードにいった方が似合いそうな印象。

2012/09/12