電撃文庫 いぬかみっ！〈１０〉

有沢 まみず【著】

アスキー・メディアワークス（2006/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 248p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840235174
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

長い眠りから覚めた川平カオルと、啓太、ようこ、ともはねの４人で始めた新生活。でも恥ずかしがり屋の彼女はなかなか心を開いてくれない。しかも、年少のともはねは、かわいいカオルにちょっとヤキモチを焼いてみたり。そんな川平家に、いったんバラバラになった薫の犬神が帰ってくる。なにやらヘンなものを引き連れて…。犬神・ようこと犬神使い・啓太の大人気ハイテンション・ラブコメディ、新展開で第１０弾！若月神無猫き下ろしショートコミックも収録。

著者等紹介

有沢まみず［アリサワマミズ］
昭和５１年生まれ。第八回電撃小説大賞“銀賞”受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ソラ]

長い眠りから覚めた川平カオルと、啓太、ようこ、ともはねの4人で始めた新生活。でも恥ずかしがり屋の彼女はなかなか心を開いてくれない。しかも、年少のともはねは、かわいいカオルにちょっとヤキモチを焼いてみたり。そんな川平家に、いったんバラバラになった薫の犬神が帰ってくる。なにやらヘンなものを引き連れて…。

2010/09/14

[珈琲好き]

あっこれ凄いわ。まさか啓太の人格に変化する余地があるとは思わなかった。勘当時代で完成してたと思ってた。薫の代わりを勤めねばならないという自覚が、本来は軽佻浮薄な彼を家長に変えたんだろうな。今まではエンタメだったのが文学してる。

2014/12/19

[色々甚平]

最年少で最弱扱いだったともはねが成長を見せる話があるのは良かった。潜在能力は大きいといわれ続けていたが、その力を見せる間もなく、物語はかなり進んでしまったので境石的な展開とはいえ一人で戦うという姿を見られたのは、これまで愛玩キャラに近かった彼女が意志と解決をしたのはここまで読んできたご褒美に感じられた。意外と大きな成長をするキャラクターは彼女くらいしかいないので、今後の変化も期待したい。

2020/05/22

[柏葉]

カオルの妹・薫ちゃんのための巻。なんだかんだで啓太は良い奴だな。

2013/03/03

[たくぞう]

前巻までで伏線をあらかた消化しきったため、ひさしぶりにドタバタだけを楽しめばいい日常が帰ってきた。まあ、薫捜索という課題は残ってるんだけどね。 しかし、啓太もようこも初期からは想像できないくらいに人間的成長を遂げたなぁ。

2011/11/12