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内容説明
むかしむかしといってもそれほど昔ではない、科学が迷信を駆逐しつつあった19世紀中頃。かつては人々に恐れられた闇の眷属も、今ではわずかとなった聖域にこもり、ひっそりと暮らしていました。東欧の片田舎にあるお城もそんな聖域のひとつ。そこの住人たちは、実は人間ではありません。見た目は可愛らしい女の子アリアも実はバンシーという妖精。彼女は気のいい同僚たちと慎ましくも平穏な生活を送っていたのです。そんな時、アリアはご主人様から大事な役目を与えられました、それは…。とっても長く大騒ぎのお留守番、はじまりはじまり~。第12回電撃小説大賞受賞作。
著者等紹介
小河正岳[オガワマサタケ]
1975年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
41
、産業革命の夜明けと、消えゆくファンタジーの世界を絶妙に融合させた大傑作、テンポ良く読めて、登場するキャラも全員立っている、しかもバンシーも可愛い、「ホントにこれ新人さんかよ……」と2014年の現在でも手放しで褒めたい、まさに電撃大賞の選考委員も驚くほどに面白く、大賞は当然のこと、ラノベ黎明期にワクワクしながら読んだ『キノの旅』や『ブギーポップ』に「次ぐ」、残されるべき作品、、、2014/12/04
ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) むかしむかしといってもそれほど昔ではない、科学が迷信を駆逐しつつあった19世紀中頃。かつては人々に恐れられた闇の眷属も、今ではわずかとなった聖域にこもり、ひっそりと暮らしていました。東欧の片田舎にあるお城もそんな聖域のひとつ。そこの住人たちは、実は人間ではありません。見た目は可愛らしい女の子アリアも実はバンシーという妖精。彼女は気のいい同僚たちと慎ましくも平穏な生活を送っていたのです。そんな時、アリアはご主人様から大事な役目を与えられました2007/12/18
ソラ
4
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) むかしむかしといってもそれほど昔ではない、科学が迷信を駆逐しつつあった19世紀中頃。かつては人々に恐れられた闇の眷属も、今ではわずかとなった聖域にこもり、ひっそりと暮らしていました。東欧の片田舎にあるお城もそんな聖域のひとつ。そこの住人たちは、実は人間ではありません。見た目は可愛らしい女の子アリアも実はバンシーという妖精。彼女は気のいい同僚たちと慎ましくも平穏な生活を送っていたのです。そんな時、アリアはご主人様から大事な役目を与えられました2007/08/24
ナス隊長
2
第12回電撃小説大賞、ライトノベルらしさが光る大賞受賞作。重厚さとは無縁ですが、一気に読ませる軽快さがあります。読んでいる最中、『深沢美潮』先生の『フォーチュンクエスト』シリーズを思い出しました。(イラストが後期デュアンサークの人だからというだけではないはず)『可愛らしく、どこか間抜けで、アマイ人々』ばかりの世界でとても平和的な冒険をこなしていく『フォーチュンクエスト』。あの作品シリーズを、小学生の頃、楽しんでいた感覚に、とても近い読書感覚というのでしょうか。雰囲気がとてもよく似ている、そう感じました。2013/07/06
★SputniK☆
2
テンポ良くさくっと読めて、すっきりと収まる作品。悪くいえば薄味ともいえる。キャラに、作り物のような違和感がなく、はっきりとした鼓動が感じられて良い。これはラノベとして、重要だと思う。個性的なキャラ達の会話は、まるで仲の良い家族みたいで微笑ましい。不満はラストのオチなどの要所での転換に、読者が推理する余地がなかったところ。少し強引というか、急すぎる感じがしたので、あらかじめ伏線を張ってくれていたら良かった。可もなく、不可もなく、まあまあな作品という感想。2010/05/13
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