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内容説明
険しい山々に閉ざされた街パラクタに、夜だけが続く日黒期がやってきてひと月。高等部に通うネリムは、この日黒期という現象と、六年前の「森の神隠し事件」による兄の失踪に疑問を感じていた。学校の保健室で新しい医務員のディネに出会ったネリムは、彼女に自分が疑問に思っている『本当のこと』を仄めかされる。彼女は何か知っている―ネリムは確信した。徐々にディネに惹かれていくネリムは、彼女と一緒に六年前の事件に関する資料を探し始めた。『本当のこと』を知るために―。日黒期の謎、兄の失踪、ディネとの関係、様々な事件が巧妙に絡んでいく新感覚ファンタジー。
著者等紹介
長谷川昌史[ハセガワマサシ]
1977年10月21日青森県浪岡町生まれ。『ひかりのまち』で第11回電撃小説大賞金賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
4
ライトノベル、というより電撃文庫としてはちょっと珍しいタイプの本だな、と感じました。作者自身も後書きで触れていましたが。2015/06/15
ソラ
3
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 山々に閉ざされた街パラクタに、夜だけが続く日黒期がやってきてひと月。高等部に通うネリムは、この日黒期という現象と、六年前の「森の神隠し事件」による兄の失踪に疑問を感じていた。学校の保健室で新しい医務員のディネに出会ったネリムは、彼女に自分が疑問に思っている『本当のこと』を仄めかされる。彼女は何か知っている―ネリムは確信した。徐々にディネに惹かれていくネリムは、彼女と一緒に六年前の事件に関する資料を探し始めた。『本当のこと』を知るために―。2008/04/06
むし
3
中盤までの伏線の貼り方、謎の提出の仕方はワクワクさせられた。後半の物語の落とし方は著者の技量不足を感じた。もっと爽やかな読後感に浸りたかったです。2011/02/01
ゆきんこ
2
物語に出てくる「雪虫」など、雰囲気は好きだったんだけれど。受賞作だと思って期待して読んだので、ちょっと物足りなかったかなあ。物語の先が予測出来てしまったので、楽しさが半減。もう少しキャラに厚みが欲しかったかも。2015/02/14
ぷち
2
人の心情や、根拠が薄い。進めたい物語の為にキャラがいる感じで、何故そう進むのかが辻褄合ってないなぁ。2013/09/19