電撃文庫 ルナティック・ムーン〈４〉

藤原 祐【著】

アスキー・メディアワークス（2004/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 392p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840228459
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

機械都市バベルの深層に隠された有機溶媒のプール。その水面を揺らしながら一人の少女が浸っていた。半ば狂気に犯された少女―。だが、彼女こそが、かつて地球を荒廃に導いた“融合”の能力を持つ“稀存種”だった…。一方、ルナとシオンは作戦行動中、ロイドに捕らわれ、第３稀存種エンダの元に連れていかれる。そして、エンダから驚愕の真実を聞かされることに…。果たして、バベルは７人の“稀存種”を使い何を行おうとしていたのか！？バベルが秘す真の目的とは何か！？次巻完結に向けて、いよいよ物語はクライマックス。

著者等紹介

藤原祐［フジワラユウ］
１９７８年大分県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Tim]

ストーリーもキャラの関係も大きく動いた巻。たった一巻分でここまで綺麗にラストに向けた展開をするとは思わなかった。描写はグロテスクだし登場人物は容赦なく死ぬし陰鬱な話ばかりだけども、だからこそ登場人物同士の絆や壊れていく過程に人間らしさを感じる。全員死なないでとは言わないので、綺麗に終わることを期待して最終巻を読むことにする。

2011/08/13

[鬼平]

ルナとシオンの絆というかそういうものに気づく様が良い。ルナティックムーンはラノベなのに全然ライトじゃない。悲惨…陰惨とも言うべきか？でも、二人の存在が儚げでそれが良い。

2011/04/14

[mond55]

キチキチと歯車がゆっくりと廻る。長い4巻でした、伏線を回収しまくり、本編は何と無く進む、さあさあ、舞台は揃った。後は、どう、魅せるのか_φ(･_･

2015/09/06

[倉本彩矢]

凄惨な描写は相変わらずですが、ここへ来ていろんな謎が見えてきて目が離せない展開に。シオンの可愛らしさがなんともツボ。レインさんの突き放しシーンはマジ泣けます。早く5巻へ！

2013/07/04

[柳里]

初めて読んだ時にもそうだったけど、わざと辛辣な言葉を投げてシオンを行かせるレインさんに泣いた。一巻から散りばめられていたいろんな謎が少しずつ明らかになっていく一方、ルナとシオンの絆も深まっていって、一気にクライマックスへ。

2013/04/08