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内容説明
第二王子レージクの即位表明によって追われる身となった第四王子フェリオ。だが、フェリオは囚われた貴族や師匠、ウィスタルを救うべく、密かに王都へ舞い戻り人質救出の機会をうかがっていた。そこにフェリオの性格を良く知るレージクの準備した恐るべき陰謀が待ち構えているとも知らず…。果たして、フェリオの運命は―?一方、潜伏行動を続ける来訪者達の前に司教カシナートの使者が訪れる。力を持つ者と望む者の接触―来訪者達の選ぶ道は?話題の異世界SFファンタジー第3弾。
著者等紹介
渡瀬草一郎[ワタセソウイチロウ]
昭和53年生まれ。横浜出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
21
渡瀬さんの描く主人公は心優しい。物語は序章を過ぎ、動き始める。ぼちぼちと読み進めようと思う。2018/02/20
七月せら
14
レージクの側に付く人々はどこか歪んだ感情が見え隠れするのに対し、フェリオの側に付く人々は国や友を想う真っ直ぐな感情を抱いていることがとても対照的。幼いレージクが垣間見た人の都合で売り買いされる人生の闇、そしてその後に自らの出生の真実を知った時、彼の中で全てが決定的に壊れたのでしょう。見ていて一番いたたまれないのはクラウス。彼の賢明な友と部下、そしてニナの存在が本来の彼を取り戻せることを祈ります。フェリオの母方の血筋にはきっと一悶着あるのだろうと思いつつもわくわくしてしまう。2019/06/17
klu
8
予想とはまったく違う方向に物語は進んでいく。やはり自分に本は書けないと実感した2023/01/13
じお
6
★★★★☆ 再読。バラバラだった勇士達がフェリオの元に偶然や必然も含め集う、こうして仲間達が揃っていくのはRPGゲーマーの感覚だととても楽しく感じる。一方でレージクサイドでも彼やクラウスの背景が明かされキャラの掘り下げで物語の厚みが増している。タートムに加えラトロアという大国の影、フェリオの出生、内乱の結末、色々広げていても分かりやすいのは再読だからだろうけど、作者の巧さも大きいと思う。2020/03/28
たこのまくら
5
まだ内乱まで至らず。レージクが実は賢くて、幼少期の彼のエピソードを知ると、ちょっとしたところでボタンを掛け違えてしまったのかなと思ったり。そしてウルクの恋心全開。しかしながらフェリオに今のところそういう気がないのと、リセリナもフェリオ側に合流したので次巻はアルセイフ国内はもとよりフェリオ近辺も荒れそうな気配。がんばれウルク。2019/03/21