電撃文庫
Missing〈10〉続・座敷童の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840225717
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

伝承の『座敷童』が“引っ越す”事があるのは知られているが、実にこれに関しても陰惨な伝承との関わりが考えられている。ある家に座敷童が入った時、多くはこのような話が語られる。『ある家に子供が入ったが、出てくる姿を誰も見なかった。その後、その家は急に富み栄えるようになった』、と。「ここに闇あれ」深夜、魔女・十叶詠子と、彼女の使徒たちが動き出した。未だ語られざる“なにか”に向けて。一方、木村圭子のもとに現われた童子様の正体が明らかになり…!超人気現代ファンタジー第10弾。

著者等紹介

甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

48
文芸部が魔女の狂信集団である使徒から宣戦布告を受ける中、木村圭子は深夜に部屋の中を這い回る何かに怯える生活に精神が限界を迎えていて…。友達が誰もおらず、寮内のどこにも自分を受け入れてくれる人間がいないため、安全な場所へ避難できずに毎晩怪異が起こる自室で夜を過ごす圭子の精神がボロボロになっていく様子が凄惨で、助けてほしいけれど人に変に思われたくない、人から迫害や叱責をされたくないという思いが怪異に対する恐怖との間でせめぎ合う彼女の心の慟哭が胸に刺さりました。徐々に近づく水音と足音がもたらす絶望感が強烈でした2017/06/23

まりお

45
遂にこの時が来てしまったな。小崎の復活、武巳の決意。恐怖故に何も出来なかった、話せなかった結果が降り積もって、遂に起きてしまった。不穏な種はまだ幾つもあり、摘まれる事なく蔓延っている。まだまだ恐怖を残して次回へ。2018/01/01

坂城 弥生

35
亜紀の幼稚さが目に付いた。2022/02/16

眠る山猫屋

27
〝魔女〟率いるカヴンが空目たちに宣戦布告を行う中、木村圭子の孤独な嘘は余りに寂しい。行き場が無いから、怪異から逃れられないというのは、然し、想像できなくは無い。なんだかリアル。近藤くんの決断もまた、解らなくはないから、リアルなんだ・・・。ぐにょぐにょした異界の存在にも慣れてきたなぁ。2017/09/01

Yu。

16
今までずっと葛藤に次ぐ葛藤に喘いできた武巳だが、とうとう全てを切り捨てて自分の本心に従うの巻!。何故?一体どんな思惑が?ほくそ笑む摩津方氏、これが次にどう繋がるのかが気になるところ。本作読んでつくづく思ったんだけど “魔王陛下”空目ってああいう人だけど、実は誰よりも…ね(^_^)2015/01/15

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