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出版社内容情報
祖父に手を引かれ、トロッコを降りた少年が、その地で初めて目にしたのは、砂混じりの赤い土と、背の低い草地がどこまでも続く荒野、物置にしか見えないみすぼらしい駅。そして一人の少女だった……。少年の名前は“若葉”、少女の名前は“アユミ”。二人は、それぞれの祖父、そして、正体もよく分からないまま居着いてしまったツォウとファナガらと共に暮らし始める。15才になった若葉とアユミは、台樹国・王都の義務として国家最高機関である<天剣王器>の選抜試験を受けるため、王都に赴くことに――それは二人の運命までも変えることとなり――!?
独特のテイストと魅力的なキャラクターで読ませるニュータイプノベル。
第7回電撃ゲーム小説大賞<選考委員奨励賞>受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
4
いい意味で凝縮、悪い意味で難解。面白かった。ブックオフで出会って、一気に読んだ。終わりもなかなか良い。2011/06/23
ろびん
2
単巻なせいか展開が急。それにしても幼少期のヒロインとの出会いが酷い。2017/07/28
日光一
1
隠れた名作。これは本当に面白いので、少しSFの入ったファンタジーが好きな人にはお薦めしたい。ゲームのゼノシリーズ好きな人もいいと思います。とにかく世界観が秀逸な作品で、一冊だけで終わってしまったのがめちゃくちゃ勿体ないです。私的には綺麗に終わってるから、若葉とあゆみの物語はここで終わってもいいかと思いますが、この世界観ならいくらでも繋げられたのにという気持ちもやっぱりあります。人物も先生二人を始め、本当に皆魅力的でした。先生二人の前日譚とか本当に書いて欲しい。時間経過を考えるとよくまとめたとも思いました。2016/07/04
陸抗
1
設定は凄く凝ってるんだけど、登場人物たちにあんまり感情移入出来なかった。天剣と王器の説明とか、シェルやプラントが何なのか、が分かりにくかったからかな。読む人を選びそう。2014/08/08
zxcvdayo
0
すげえくっそやべえ。何が良いって物語の中での神話を元に現在の組織や儀礼が存在するんだけど「龍」や「神」は先住民や他民族を指すという解釈がされてたり、実際に天剣部隊を龍の血流れてる奴らを取るんだけど結局今は混血進んでみんなちょっとは龍の血流れてるから書類上で遡れるかの問題でしかないとかいう設定があったりで、完全にファンタジーしつつも世界の強度がめっちゃ高い2014/05/23