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出版社内容情報
伯林シリーズ待望の第3弾!「機甲都市化計画」の要となる言詞砲塔搭載のガルド級戦艦“葬送曲”が、ついにその全容を現した。 独逸の野望を阻止するため、英国軍は大規模空爆を決意。両軍は戦いは熾烈を極め、“大障壁”時代の後、再構築された世界で、再び独逸は崩壊の危機を迎えようとしていた…。
内容説明
英国軍による独逸本土への大規模空爆の日が迫っていた。それに対し、独逸G機関は西の守りを固めるため、言詞砲塔を搭載したガルド級航空戦艦“葬送曲”をついに実戦配備する。一方、反独隊に入隊したヘイゼルは、ベルガーと共に独逸に潜入。反独隊の長ペイルの救出と、独逸空爆の支援のため行動を開始した。国家の存亡を賭け「機甲都市化計画」を進めるG機関と、それを阻止すべく独逸国内に侵攻する連合軍。両軍の戦いは熾烈を極め、そして、“大障壁”と呼ばれた時代の後に全ての歴史が再構築された「都市シリーズ」の世界で、再び独逸は崩壊の危機を迎えようとしていた…。「機甲都市伯林」待望の続編。
著者等紹介
川上稔[カワカミミノル]
1975年1月3日生まれ。東京出身。右利き独特のミスが顕著に現れるという右手病(何のこっちゃ:担当)に悩まされる日々を送る。とはいえ、「電撃hp」では新たに「矛盾都市TOKYO」もスタートさせ、ますます絶好調
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
2
1942年。現実の歴史と相まってだんだん読むのが苦しくなってきた気がする。いや20歳になったヘイゼルと8歳年上のベルガーは相変わらずで、相変わらずすぎるようで、少しず変わっているようなそんな微妙なお年頃。よく考えたらキャラの平均年齢たっかいな。・・・・・第2次世界大戦は悪の枢軸に対する正義の連合、そんな教育を受けてきた私が自ら学ぶことで、それぞれの立場と思いがあったのだと知ることができたのはここ数年のこと。だからだろうか、G機関にも幸いがあるようにと願ってしまうのは。2012/02/15
funa1g
1
二巻までの自分「めんどくさい男に惚れたな……」 三巻読んだ自分「めんどくさい女に惚れられたな……」2018/10/17
TEANの残骸
1
【再読】己の力で守れた物があり、一方で己が存在したことにより壊れた物があり。巨大艦がこれでお役ご免というのも少々もったいなく感じる。結末や世界崩壊の理由を知っているがために、ヘイゼルの決意はなかなかおもしろい。2015/12/15
オダ
1
クロニクル→ホライゾン→都市と読んできてて思うのが「川上稔はデカい船が好きよねえ」という感じで。あとまぁ、どの作品も時代や舞台は違えど人物相関図的にはけっこう似てるというかそのままというかこれが川上稔作品に付き物の都市世界かーとか。2015/10/01
TEANの残骸
1
相変わらず名前がカタカナだと「この人誰だっけ?」となる自分。連結の巨大戦艦なんかはホラを彷彿とさせる。まぁ、本としてはこっちが先だが。川上作品において、まぁ、セルフオマージュとか言ってしまえばそれまでなのかも知れないが、果てしない年月と世界の崩壊と再生の先に、人々どこか似ている人や似ている物を作っているというのもまたおもしろいかもなと。2015/07/09