- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
出版社内容情報
君はこの世に取り返しがつかないことなことはないと思うかい?辛い過去も、どうにかして精算することができると思うだろうか。それとも過去は触れることのできない暗部でどうしようもないのかな?昔に起きたことはその後のすべてを決めて変えることはかなわないのだろうか?……これはぼく、ブギーポップ誕生に関する物語だが、ここには四人の変わり者が登場する。彼らは探偵で、人の恐怖を喰らう者で、作家で、暗殺者だ。彼らが炎の魔女と出会うときに、四人が辿る道を、あなたは取り返しのつかぬ失敗とみるか、それとも――ささやかで不思議な、六つの異形の視点から語られる、ブギーポップ最初の事件。
内容説明
君はこの世に取り返しがつかないことはないと思うかい?辛い過去も、どうにかして精算することができると思うだろうか。それとも過去は、触れることのできない暗部でどうしようもないかな?昔に起きたことはその後のすべてを決めて変えることはかなわないのだろうか?…これはぼく、ブギーポップの誕生に関する物語だが、ここには四人の変わり者が登場する。彼らは探偵で、人の恐怖を喰らう者で、作家で、暗殺者だ。彼らが炎の魔女と出会うときに、四人が辿る道を、あなたは取り返しのつかぬ失敗と見るか、それとも―ささやかで不可思議な、六つの異形の視点から語られる、ブギーポップ最初の事件。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
36
再読。第一作と感想が入れかわってしまいました。よってこちらは『ブギーポップは笑わない』の感想を。今改めて読んでみて、やっぱり初々しいというか未熟感はあるのですが、この小説の凄いところは、この物語を起点として続く以後の作品との緻密なリンケージと、やるせないほど救われない幾つもの感情なのではないかと。登場人物たちは己が体験した事象しか知らないままだし、事件の全貌には遠く及ばない。正しい推察をしている者はいるが、その真偽には至らない。このリアルさ。歯痒さ、切なさ、それでも時間は前に進んでいく。2018/04/12
ヱロ本Gメン
16
群像劇というより連作短編集。じんわり深く覚醒する感覚は幻の隠し味の料理を堪能しているかのよう。霧間誠一というジョーカーに吸い寄せられるように「未来」が交差する。「現在のすべてが未来の出現に対抗しているのだ」「これは生存競争なのだ」。なるぼど『パンドラ』での「未来」、そしてブギーポップシリーズの謎が一気に氷解した瞬間。本当に霧間誠一の本を読んだような気がする。世界の秘密を記した幻の奇書が本作だ。もちろん傑作。ところで霧間誠一って加藤諦三っぽく感じる。上遠野氏も青春時代に愛読したのかしら?2016/03/08
ヤギ郎
15
ブギーポップの誕生と霧間凪の幼い頃の物語。アニメ視聴済みなのでサクサクと読み進めた。本作の中間部分で時系列が前後に飛んで,ちょっと読みにくいんじゃないと思ったりした。どこでどのように繋がっているかが予想できないのが「ブギーポップ」である。2019/05/02
ミヤト
10
短編集。これまでの内容の補完になっていた。相変わらずの面白さ。2022/09/19
さとみん
9
ついでに久々の再読。これはブギーポップというより炎の魔女が生まれた話だよなあ。自動的と能動的の対比とも言えるが、この二人の対比も単なる構成要素の一つでしかない。このシリーズとこんなに長い付き合いになるとは思いもよらなかったが、どこにも辿り着かない物語とぐるぐる回るあとがきを発作的に読みたくなってしまう。2018/05/02