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内容説明
羽柴秀吉は「敵を殺さない」ことで人望を集め天下を獲った。しかし、殺さずして諸将をしたがわせるその戦略はその軍師・黒田官兵衛に並外れた知恵と仁愛の心があってこそ。小大名の家老の家に生まれて広い世界を望み、自由を奪われても疑われても、己の信ずるところをまっすぐに行い、天下の統一に大きくあずかった稀代の智将。毀誉褒貶あったその生涯を、平易な文章と豊富な図で完全網羅。
目次
第1章 小国に生まれて
第2章 信念と困難と
第3章 英雄たちとの日々
第4章 薄氷の上の天下
第5章 最後の賭け
第6章 生き延びた者こそ勝者である
著者等紹介
安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業、早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。江戸をテーマとする執筆・講演活動を展開。JR東日本大人の休日倶楽部「趣味の会」、東京理科大学生涯学習センター、NHK文化センターの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
4
いよいよ放送も迫ってきた来年の大河ドラマ「黒田官兵衛」。その先取りとして手に取ってみた一冊。官兵衛の生涯をダイジェストにまとめ、小寺家時代や秀吉家臣時代、関ヶ原時期での九州での動きや、晩年の息子・長政への指導などなど、この本読めば官兵衛のことが大枠で頭に入ってくるので事前勉強としてはオススメの一冊。特に近年の研究資料をきちんと取り上げているところには好感が持てます。ただ、官兵衛を「仁愛」と評するのはいかがであろうか、確かに黒田家臣は戦国随一の高い能力と結束力をほこっていたのは疑いないが・・・2013/09/11
倍プレ
1
軍師的立場には憧れる部分もあるので、今後歴史本も読んでいきたい。日本史は小学校の頃大好きでしたね。2015/07/09
ぶちゃお
1
今年の大河の予習を兼ねて。武力ではなく知力で敵を攻略し、また周りを味方につけていく官兵衛の戦い方は目指すべき姿だと思う。2014/01/04
lop
0
可もなく不可もない官兵衛の概要の本。もっと知りたければ他の本がおすすめですが、これはこれで官兵衛の動きがわかるので悪くはない。2016/08/25
khoshijp
0
大河ドラマの予習がてらに読んでみました。(^◇^;)振る舞いということを考えさせられましたね。折角いい働きをしても、振る舞い方一つで妬みをかってしまったり。なかなか興味深く読ませてもらいました。2014/06/13