ダ・ヴィンチブックス
僕が愛したMEMEたち―いま必要なのは、人にエネルギーを与える物語

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784840151252
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

内容説明

人と人をつなぐMEME=物語の数々を、世界的ゲームデザイナー小島秀夫(「メタルギア」シリーズ監督)があなたに手渡す、本と映画と物語のエッセイ。

目次

第1章 僕が愛したMEMEたち(「未知なる物語」の総称、それが「ボクらのSF」『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン;ファンが熱烈に望む限り、物語は終われない。『闇よ、我が手を取りたまえ』デニス・レヘイン ほか)
第2章 ある日、どこかで、好きだったこと(神の孤独な男(ゴッズ・ロンリーマン)『タクシードライバー』マーティン・スコセッシ
第三の表現形態ノベライゼーションとの出逢い『刑事コロンボ第三の終章』W・リンク&R・レビンソン ほか)
第3章 Creators、Cross the Border 開拓者クリエイターとのMEME対談(作家・万城目学×小島秀夫―僕たちの「おもろい」は表現の“国境”を超える;漫画原作者・長崎尚志×小島秀夫―読みまくってきた海外翻訳小説が、僕らの作品の土壌 ほか)
第4章 小島秀夫のMEME 次の世代に何を遺せるのか。何を伝えるのか。

著者等紹介

小島秀夫[コジマヒデオ]
株式会社コナミデジタルエンタテインメント執行役員(EVP)。小島プロダクション監督。ゲームデザイナー。1963年、東京都世田谷区生まれ。1986年コナミにプランナーとして入社。1987年初監督作品『METAL GEAR』が誕生。その後数々の作品を世に送り出し、常に質の高い作品創りで全世界のファンの信頼を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空箱零士

9
何かを伝えるということ。僕たちが何かしらの「物語」に触れる時、否が応でもその「物語性」を受容する。受け手の資質(GENE)や送り手の物語(MEME)によって質や量は異なれども、別に意識をするまでもなく全ての人類がそうやって次世代へと「物語」を紡いでいったのだろう。伊藤計劃が言うように、人物・事物に関係なく「それぞれに物語がある」のだ。その中にあって、小島監督程その事象そのものに視線を向け続ける創作者は恐らく稀有だろう。思えば「メタルギア」サーガは「スネーク」を巡る伝達の、その在り方を問う物語でなかったか。2014/09/07

NICK

9
我々が小説、思想、映画、アニメetcといった文化に触れるとき、それに接する我々は必ず特定の歴史、特定の人生を歩んできた特定の受容者となる。「透明な読者」は実際には存在し得ない。そうした「特定の受容者」たる我々が小説や映画などを人に語ろうとすると、それは新たなかたちを持つことになる。小島監督がいうMEMEとはそうしたものだろう。小島監督の熱意のこもったレビュー(=再話)には感銘を受け、パーカー『初秋』やキューブリック『2001年宇宙の旅』に触れるきっかけとなった。MEMEはこのように受け継がれるのである。2014/08/11

ひびキング

7
この中で紹介された全ての作品に興味を惹かれたわけではないですが読みたい本は少なからず増えました。私は著者の5歳下なのですが驚くほど世代的に重なってる印象です、と言ったら失礼かな。今度実家に帰ったら本棚のシャドー81を探さなきゃw それから私もバカボンで太陽の方向を覚えた子どもです(^_^;) 最終章、私のようなタイプの本読みには何故本を読むのか?本が好きなのか?という問に答を得ることができたように思いました。さぁ今日も本読むぞ!2013/03/27

杉坂フェノメノン

6
メタルギアシリーズが大好きだったので、小島監督の書かれた本書を購入しました。私はここ最近ノンフィクションやビジネス本ばかり読んでいて、小説やSFを軽視していましたが、本書の「はじめに」に書かれていたこの言葉で目が覚めました。『ビジネス本や自己啓発書に期待するような即効性や実用性があるわけではない。しかし、その登場人物の言葉や行動の中に、どうにも行き詰った時に一歩前に進むための「何か」を発見できる。』確かにそうだ。私だってメタルギアシリーズのスネークの言葉に他大に影響された一人なのだから。2015/04/29

パイナップルレモン

5
小島秀夫さんまじで好き!! いつか会ってみたい!!!!!!!!2024/01/30

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