内容説明
目黒のたけのこ、お花見弁当、初鰹にねぎま鍋…。江戸の人々の知恵とこだわりがたっぷり詰まった「史上最強の食生活」をご覧あれ。素朴だけどおいしくてカラダにいい今も昔も日本のごはんは世界一。お江戸の暮らしが楽しくわかるコラム&作りたくなるレシピも充実。
目次
たけのこの若竹煮
卵ふわふわ
あさり飯
初鰹刺し
そうめん
鰻の蒲焼き
豆腐田楽
新米とぬか漬け
揚げ大根
ねぎま鍋
そば
お汁粉
著者等紹介
竹ノ内ひとみ[タケノウチヒトミ]
漫画家・イラストレーター。神楽坂の小料理屋でのバイト経験(現在進行中)を活かした『のれんをくぐりましょ。』(イースト・プレス)が好評発売中。生まれも育ちも浅草、正真正銘の江戸っ子
今川美玖[イマガワミク]
編集者・ライター。千葉県出身。江戸時代や幕末についての豊富な知識をもとに活躍中
永山久夫[ナガヤマヒサオ]
食文化研究所、綜合長寿食研究所所長。西武文理大学客員教授。古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
48
丁度今「みをつくし料理帖」をやっているので。大体同じような時代かーと思って読んでみました。本当に鰹ってすごい情熱で追いかけられていたんですね。お布団を質に入れる位。まあ質屋が気軽な存在だったっていうのもあるでしょうけれど。大根を上げて食べるのは美味しそう。男心はいつの世も変わらないのかあるんだメイド喫茶。卵は価格の優等生というけれど、この時代とは比べ物になりません。庶民の楽しみは潮干狩り。自分で収穫したものを自分で料って食べるのはいつの時代も楽しい。私はこっちのぶっかけ深川めしを知らなかったので新鮮でした2017/05/31
しゅわ
42
【図書館】将来、自分の店をもつのが夢のかよちゃんと、絵師を目指す小梅ちゃんを中心に、江戸庶民の食生活をわかりやすく紹介したコミックです。四季の変化を生かした江戸ならではの食文化、良いですね♪ あちこちに豆知識や実際のレシピが載っていて、気軽にチャレンジできそうな感じ。ただ…これはもう好みの問題なのですが…私的には絵がちょっと雑&食べ物が美味しそうじゃなかったのが残念です。2014/12/09
ローリー
9
図書館で借りました。江戸時代の町民目線でのグルメ本を作る過程をコミックエッセイと言う形にしたものです。ただ、この手の作品は、豆知識的面白さと、いかに食べ物が美味しく見えるかの二点をクリアしていないと評価が低くなってしまいます。前者に関しては十分面白く、楽しんで読めたのですが、後者に関してはもう少しでした。メインである食べ物は美味しく見えないし、モブの人物や背景など手抜きに見えてしまうし、場面によっては主人公たちさえ手抜きに見えてしまうのが残念でした。2013/07/20
もーちゃん
8
小梅ちゃんのただ飯食いに少しイラつくわたしは器が小さい。2013/06/08
chatnoir
7
砂糖よりも胡椒の方が普通に使われていたらしい事に驚いた。お江戸の食文化他の豆知識。料理レシピの部分はあまり役にたたない。宵越しの金は持たない感じとか、江戸っ子の粋とか、そんなキャラクターが面白かった。2013/11/07