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内容説明
今から135億年前、宇宙で最初の星は生まれた。この星を観測する試みが現在、世界で、宇宙で繰り広げられている。膨張の速度を上げている宇宙の果てに追いつけるのは、今だけ、私たちの文明だけかもしれないのだ。実際に「はじまりの星」を追う天文学者だから描き得る、知的にして胸躍るサイエンス・ノンフィクション。
目次
第1章 天文学者たちの挑戦(誰でもできる天文学;宇宙学は哲学から科学へ ほか)
第2章 宇宙における星の誕生と死(宇宙はどう始まったのか;はじまりの星、誕生 ほか)
第3章 銀河を見ればわかること(星が1個でも「銀河」;「天の川」という大船 ほか)
第4章 望遠鏡が見たビッグバンと暗黒物質(CCDカメラの「観測革命」;1回1個から50個へ ほか)
第5章 そしてもっと遠くの宇宙へ(最遠方の宇宙を覗く;地上望遠鏡と宇宙望遠鏡の最強タッグ ほか)
著者等紹介
谷口義明[タニグチヨシアキ]
天文学者。1954年、北海道生まれ。東北大学大学院博士課程修了。現在、愛媛大学宇宙進化研究センター長・教授。銀河形成や活動銀河核(クェーサー)の研究をメインテーマとしている。2008年にはすばる望遠鏡を使い128億光年かなた(128億年前)に形成途上の銀河を発見。人類史上最も遠くの銀河の発見となり、メディアでも大きく報じられた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
84
宇宙のはじめがどんどんわかってきているところがワクワクする。いつか解明できたらいいなぁと思った。ハッブル望遠鏡の後継機が地球から月よりも遠い150万キロ離れた所に置くというのが一番驚いた。2013/06/27
かいてぃ〜
20
宇宙の最初の星は135億年前と言われ、まだその星は見つけられていない。それが1個なのか複数なのかも分からない。それを探そうとしている話はロマン溢れるなぁ。個人的希望は最初の星は1個であって、自分が生きている間に見つかって欲しいですが…。それと、よく何万光年、何億光年先の星を観測するとかあるが、それって何万年、何億年前の光を見てるって事なので、物凄いロマンですね。読んでいてワクワクしました。膨張し続けている宇宙、果ては何処でどうなっているだろう?という事も思うと更にワクワクします。2018/07/28
文章で飯を食う
4
暗黒物質の話を聞いたのは、ついこないだったのに、今や分布図が作られる。科学の進歩の速さにはビックリだ。2013/06/28
zorg
2
人類は如何にして宇宙を発見してきているのかを、もう一つの主題である観測技術の向上を絡めて紹介している本。星の生死や銀河構造などなど、説明がとてもわかり易く、いい本だと思うぞ。ヒッグス粒子とかのミクロに飽きちゃった人にもお勧め。2013/05/09
uchi
1
ダークマターだけは、理解出来ない。2019/06/19