内容説明
原っぱのマンホールに隠されたもの、部屋の壁に吸い込まれた人形の行方、夢の中で川に突き落とした少女との再会―。この世の“歪み”としか言いようのない怪異を集めた怪談実話の新機軸、待望の第２集。怪談専門誌『幽』連載に、書き下ろし７篇を追加。
目次
次は殺す
赤だるま
風
貰い物
たき火
チコ
魚
異言
でたらめ
ササキの車〔ほか〕
著者等紹介
平山夢明［ヒラヤマユメアキ］
１９６１年、神奈川県生まれ。実話集「『超』怖い話」「東京伝説」シリーズで人気を博す一方、小説でも高い評価を受け、『独白するユニバーサル横メルカトル』で日本推理作家協会賞短編部門を、『ＤＩＮＥＲ』で日本冒険小説協会大賞と大藪春彦賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Satomi
66
怪談短編38話。ほんの数ページにまとめられた実話!?!?怖いというよりも世にも奇妙な物語のような不思議な話。縁全体が赤いインクで染められているこの本。手に付いたインクが血に見えて何度もゾッとするのです。図書館本なので、私と同じような目にあったのだと思いますが、血で付けられたような指紋があちこちに…。本の内容よりもそちらにばかり気を取られてしまったのでした。2017/08/15
ヒデキ
55
夜にベッドに入ってから、 一気読みしてしまいました。 途中で数回、寝落ちしていましたが・・・ 平岩さんの語り口に引き込まれてしまいました 2023/07/20
★YUKA★
36
怖いというより、不思議な話が多いです。 この本を読んでいると、手が赤くなるのです…((((；゜Д゜))) 2018/08/05
あや
30
この表紙のインパクトに惹かれてしまいつい手に取ってみたのですが、夜中にこれを見るとトイレに行くのが怖かったり、つい背後を気にしてしまいツ常に表紙は伏せて置いてしまいました(笑)真っ白な中に真っ赤な目…、怖すぎる。ついでに言うと読み終わった人は手が真っ赤に染まっているでしょう。本筋に入る前に平山さんが語っていた、狂ったものや穢いもので感動する、嬉しくなる、という言葉に全力で共感しました。まさにこの本はそんなもの好きなひとにはたまらない話ばかりでした。心霊だけでなく奇妙な話など、本当に魅力的すぎます。2013/05/09
carl
25
面白かった。 気味が悪い話を読みながら、何度も指に血が着いていないか確かめたくなった。 血に染まるのはこの本を持ってみると解ります。2019/06/04
