内容説明
ひよどり高校に神宮寺リカの名を知らない者はいない。ハッとするほどの美少女でありながら、ズボラで身勝手でラクに生きるためなら努力してしまうような困った１年生なのだ。そんなリカに、ナゾの３年生・日下部が接近、妖しい科学実験に誘い始めた。かくて最悪のコンビが誕生し、学園に危機が迫る！『空想科学読本』の柳田理科雄とＳＦ小説の実力派、岡崎弘明が黄金のコラボレーション。
著者等紹介
岡崎弘明［オカザキヒロアキ］
熊本県生まれ。早稲田大学商学部卒。１９８９年『英雄ラファシ伝』で第２回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞
柳田理科雄［ヤナギタリカオ］
鹿児島県種子島生まれ。東京大学理科１類中退。１９９６年、経営していた学習塾の赤字を補填するために書いた『空想科学読本』が６０万部のヒットを記録し、鮮烈なデビューを飾る。９９年に空想科学研究所を設立し、主任研究員に就任。０５年、ニッポン放送で『ラジオ空想科学研究所』がスタート。明治大学理工学部非常勤講師も務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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hnzwd
23
空想科学シリーズ…の割りには科学分が足りない！と、思ってしまいました。事件自体は興味深いのですが、SFでよくある話が現実ではどうなっちゃうの？？？っていう本家と比べると、今作はSFのあるあるパターンを抜け出すまではいけなかったのかな…。とはいえ、全体的には楽しく読めました。タイムリープ部分の書き方は新しかったので、同じ書き方で多世界解釈とか、多世界解釈ありきの運命論とか、バタフライ効果とかカオス理論とか、シュレーディンガーの猫とか、とか、とか。そんなのを書いてもらえたら楽しそう。2013/05/22
山田
12
リカはリカでも理科雄の方です。もっと理科雄先生のナチュラルサイコパスな作品かと思ったら、設定の監修だけだったのかぁ。作品もただただリカのわがままが終始続くだけだし、正直期待外れ。もっと空想科学×日常みたいな話が読みたかった。2019/11/02
めだか
4
バナナ好きのはっちゃけ娘が事件を巻き起こす。科学的な根拠を織り交ぜて 物語をすすめる発想は面白いが、小説にするならもう少し内容と文章を練ってほしかったなア。科学ものとしては幼稚さが残ってしまう。アニメなら良いかもしれないが・・・・・。2013/06/07
Range
2
身勝手な少女リカは、あることをきっかけに空想科学研究部へと足を伸ばすことになる。そこで出会った部員、日下部が持つ怪しい品に興味を持ち始めたリカは色々使ってみるが、その度に周りは大迷惑。何処かで見たような設定が本当に起こると、大変なことになってしまうことを示す作品だ。2017/03/22
ａｎｋ
2
図書館で表紙、挿画の可愛らしさ惹かれて借りた本。 作家を見ると大好きな柳田理科雄氏ではないですか！ 空想科学読本の小説版みたいで楽しかったあ♪ 主人公のリカの欲望に素直な元気さも魅力。 巻末の「空想科学的宴会」楽しいですねえ。 柳田氏、いい顔して話すんでしょうね♪美人秘書さんも。2015/12/02
