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こちらの商品には新版があります。
内容説明
キャピトルから奪還されたピータは別人のようになっていた。かつて無償の愛を誓ってくれた少年はもはやどこにもいない。絶望したカットニスは、自分を戦いの前線へ送ってほしいと第十三地区の首相に懇願する。各地区が次々と蜂起し、追いつめられたキャピトルと反乱軍の戦闘は最終局面にさしかかろうとしていた。三部作すべて映画化が決定したベストセラー・シリーズ、完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
47
ディストピアを描いた小説はいくつか読んだことがあるけれど、こんなにリアルで悲劇的なものは初めて。これが児童文学作家が書いたというのだから、感じ入るものは大きい。映画になったものをまだ見てはいないのだけれど、どのページのシーンもとても映像的でありありと目前に浮かんできていたのがとても印象深い。CGが当たり前の今の映画では素晴らしい出来になっているのではないだろうか。ページをめくる手が止まらず、そしてあまりにリアルな結末にも、ため息が止まりませんでした。2016/02/23
Yuna Ioki☆
43
1322-18-18 やっと完結。エピローグで明るい未来は見えたものの納得のいく展開ではなかった。。。。ラストまで読んで改めて2と3は付け足し感が否めない。。。2016/03/19
Dai(ダイ)
27
ほぼ想像した通りのエンディングだった。戦争に善も悪もなく勝者は生まれない。カットニスは革命の象徴として祭り上げられたが、精神的にももろく決して強い人間ではない。それは17歳という年齢を考えれば当然であろう。だが、最後に放った弓の方向は間違いではなかった。ゲイルとプリムのカップルなども期待したが、作者にそこまでのサービス精神は持ち合わせていなかったらしい。最後まで目の離せない傑作ではあるが決して軽い話ではない。心して読むべし。2014/08/06
NAO
23
児童書にしてはえぐい場面がある。ちょっと意外な革命の最後でした。でも、面白い!一気読みで終了・・・6冊あっという間も残念・・・余韻を楽しもう!2014/09/18
シロスケ
14
ゲームから戦争へ。このお話ではゲームでも人が死んでいたのだけれども、戦争になって最後は本当に死なないで欲しい人が、沢山死んでしまいました。英雄さんは、結局成し遂げた後、燃え尽きちゃう感じが指環物語と同じ感じ。面白いけど、よーし頑張るぞ〜の活力は読後に湧いてこない。でも映画は観たいな。映画の続編は楽しみに待とう〜\(^o^)/2013/06/19