内容説明
伝説的育児漫画『ママぽよ』から15年あまり。当時、幼稚園児だった息子リュウと娘アンも成人式を終え、すっかり大人に…なってない!子どもと一緒に暮らせるのはせいぜい20歳までだと思ってたけれど、なんだかまだ家にいるし、出ていく気配もない…。成人した子どもたちを、親はどんなふうに見守るべき?そして、「やりたいこと」と「できること」のはざまで揺れる2人の行く末やいかに!?同世代の子どもをもつ親御さんたちにエールを送る、子育ての「その後」を描いたコミックエッセイです。
目次
ウチには大人が4人いる
アンの晴れ舞台
オーディションはつらいよ
ニューヨークでダンスレッスン
リュウの1日
息子の助手席に乗って
息子はつれないBF
インドからのSOS1 アンのメール編
インドからのSOS2 アンの爆走編
22歳の方向転換〔ほか〕
著者等紹介
青沼貴子[アオヌマタカコ]
漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
52
20歳を過ぎても実家に居る。東京でならば割と普通のことなんだね。そばに居てくれる方が親も安心していられるしね。何してるのか?ちゃんと食べてるのか?一人暮らししてると気になって仕方ないのは、私も最初の半年は気になって疲れたし。地方に住んでると子供が出て行く確率は高いのでこの本で頷けることは少なかったけど、色々な事情もあるし、しっかりしてる子もぼんやり気味の子でも我が子には変わらないのです。親の思うようには子供は育ってくれないもんね。しかし兄妹が7年近く一緒に住んでるのに口をきいてないのには驚いたわ。2014/06/23
ひほ
32
家にも20歳を過ぎた子が3人いるけれど、実家って居心地がいいからどこかで踏ん切りをつけなくっちゃと思って大学進学と共に追い出しちゃった。こんな風に4人の大人が一緒に住めるのは楽しくていいなぁ。でも私が子離れできなくなりそうだからね。時々帰省してくれる時はとっても嬉しいです。やっぱり家族っていいよね(^O^)2015/04/07
しゅわ
32
【図書館】先日「かわいいころを過ぎたら」を読んだ時に、成人編の存在を知りました。う~ん、大人になったから子育てはゴール!ってわけじゃなくて、まだまだ大変そうです。アンが自分の目標に向かってがんばっていると思っていたので、また見失っちゃったみたいで個人的にはかなりショック。いろいろ子供に甘いなぁ~なんて思ってしまうけど、実際に自分がその立場になったら厳しくはなれないかも…そういう意味でもリアルかもしれません。十数年後、うちのチビがどうなっていて、自分はどうしたいのか?将来を考えるにはいいきっかけの一冊です。2013/08/04
るぴん
29
20歳になったからといって急に独り立ちするわけではないのよね。子ども達は2人とも実家暮らし。リュウは親の仕事を手伝い、前作で散々揉めたアンは、結局大学を目指すことに。色々頑張った結果、20歳を過ぎてから大学受験を決意した事は凄いと思うけれど、予備校代や諸経費を出してもらっているのを見ると、やはり裕福な家庭じゃなきゃ出来ないことだよなと思ってしまう。何にせよ、2人とも頑張れ‼︎アンのインド旅行はコミカルに描かれているけれど、強盗に襲われたり野犬に追いかけられたり、かなり危なかったんじゃないかな…( ̄O ̄;)2019/01/07
ハンナ
27
図書館。前に読んだものと、話が被ったり前後することも…。アンちゃんがダンサーの夢を諦めて、短大に行く理由がなんとなく分かったかな。もうちょっと頑張れってのもあるかもだけど、取り組んだ年数を見れば仕方ないかな。学生になることを赦せる環境にあることがうらやましい。そして、兄や弟の立場に関わらず、母親というものは息子に甘々らしい。独立を願いつつも、強くは促さないのねー。2017/04/26