ＭＦ文庫Ｊ 神明解ろーどぐらす〈５〉

比嘉 智康【著】

メディアファクトリー（2011/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 279p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840138581
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

千歳のみならず、まりもや咲の危機をも察した十勝は、大胆にもクラスメイトたちの前でハーレム宣言をした！さらに集まってきた野次馬生徒たちが注視するど真ん中で、「うちのコトを好きだっていう確かな証拠見せて」と言うまりもにキスをした！阿鼻叫喚に包まれる昇降口！…果たして十勝は決死の覚悟で下校仲間を守りきれるのか？そして留萌を呪縛の檻から救えるのか！？神聖下校物語、ついに完結！「おまえみたいな野郎は許せねえ！いますぐ学校から出て行ってくれないか！！」―まさに下校。池田十勝、下校十段！参る。

著者等紹介

比嘉智康［ヒガトモヤス］
１９８４年生まれ。現在は北海道札幌市に在住。第３回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞“優秀賞”受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

再読。下校青春物語の最終巻。下校家十勝はキララをサイコパス通り魔イケメン東神楽の魔の手から守る為に奔走する…な話。「全員おれの女」宣言をして無事女の子達を変態の魔の手から守り切るとか十勝さんマジカッケ―。1巻の段階ではまるで予想の出来ないこの超展開は何度読んでも飽きません。欲をいうなら最後はみるもも加わっての下校を楽しむ面々の姿を描いた後日談的なのが読みたかったところ。さきっぽも参戦したんだから、その後の話は絶対面白いと思うんだけどなぁ。何にせよこのシリーズは超オススメなので、是非とも読んでほしい。

2015/07/30

[とら]

完結。著者自身もこんな終わり方になるなんて想像も出来なかったと言っている。もちろんそれは自分たち読者にとってもそうだと思う。でも著者はこうも言っている。”もちろん、この終わり方においらは満足してます！”と。本当にそうだと思う。この神明解ろーどぐらす、凄いとは聞いていたけど本当に凄かった。ラストは留萌と東神楽に持っていかれた感はあったけど、良かった。適当に事件を解決するよりは最後までやり通して欲しかったから。そのせいで最後の下校メンバーのやり取りがほとんど割愛されて皆無に等しいが、良かったと言える作品です。

2013/08/18

[アツシ＠疾風(仮)]

1巻を読んだときはこのような方向に話が進むとは全く思わなかった。それでも『神明解ろーどぐらす』という作品に出会えて良かったと心から思う。1年間，最高に楽しませてもらいました。千歳，丹下，さきっぽが本当に可愛くて。勝ち越しさんが本当に格好良くて。漫画等では『何でこんなに女の子に好かれるの？』というような主人公は多い。勝ち越しさんも最終的にはハーレムを築き上げますが，『こいつだったらモテなかったらむしろおかしい』そんな主人公です。最高な奴らが奏でる最高の物語を僕はまだまだ読み足りない！短編集を切に願います。

2011/03/25

[晦夢]

タイトル回収ここかよww 通り魔犯と分かった東神楽から千歳たちを守れるのか。二股宣言とか、大勢の前でキスとか男らしいですよ十勝さん。それにしても東神楽の狂いっぷりは凄いな。ヒロインみんな可愛いな。最後の最後でさきっぽも参戦してきたし。個人的には丹下と留萌で迷うところ。素晴らしい作品でした。

2014/10/30

[カッコー]

最終巻。なんだか東神楽ばっかりで解決はしたけれど、あまりスッキリする終わり方ではなかったかも。でも一気に読み切ってしまうほど面白かったのは間違いナシ‼ 個人的には、留萌も加わった5人での下校をもっと描いて欲しかった。最後のさきっぽの行動は衝撃的

2013/07/05