生きる力を取りもどす写真セラピー

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784840138048
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0095

内容説明

心のむなしさを埋め、自分らしさを取り戻し、生きる力を育む「写真セラピー」。写真が“生きる力”を高め、家族の絆を強める。緩和ケア病棟、こども病院、高齢者施設などでの実話とともに、誰にでも手軽にできる「心を豊かにする写真術」を紹介する初めての本。

目次

第1章 写真がくれた贈り物(人を元気にする写真の力;子供たちは偉大な表現者―長野県立こども病院院内学級にて ほか)
第2章 写真セラピーの力(写真セラピーとは何か;セラピーとしての「写真」8つの力)
第3章 私が出会った「写真セラピー」(私が「写真」に出会うまで;写真セラピー活動の現在と未来)
第4章 心を豊かにする写真術―写真プロセスとその効用(被写体を探す―感性を豊かにする;構図を考える―心惹かれるものを感じる ほか)
付章 さらに詳しい活動のために(使用する機材について;保存について ほか)

著者等紹介

酒井貴子[サカイヨシコ]
1958年、神奈川県横浜市生まれ。写真家。NPO法人クローバーリーフ理事、NPO法人日本写真療法家協会代表。外資系銀行人事部長などを歴任後、2004年にNPO法人クローバーリーフを立ち上げ、医療、福祉、教育現場においてセラピーとしての写真活動を開始する。2007年にNPO法人日本写真療法家協会を設立。心理学、カウンセリング、芸術療法などの考え方をもとに、写真を通した自由な自己表現により自己回復を促し、生きる力や人間的成長を促す写真療法(写真セラピー)を実践、各地でワークショップや講演会、ファシリテーター養成講座などを開催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PANDAMON

3
写真と向き合うことで自分自身と向き合っていることに気付き、写真を通した心理療法ってとても効果がありそうと思ってググって巡り合った1冊。大体のプロセスは想像していたものと一緒だった。スマホが普及している今、このセラピーは時代にマッチしているのではないかと感じた。写真をメインとしたSNSの利用者の多くは、自覚せずとも自ずとこのプロセスを辿っている気もする。非常に興味深い内容だった。引用文献のほうも漁ろう。2017/04/27

金木犀

2
セラピーとしての写真利用の歴史と概要が記述されており勉強になった。自分が写真を撮り始めた時に感じたことが、著者のエピソードにおいても書かれていて共感した。また芸術療法としての写真セラピーを認知科学の視点からも分析しているため新しい知識を得ることができた。この本を参考にもっと現代に引き寄せて写真セラピーとSNSとの関わりについても調べてみたい。2021/02/13

ybhkr

1
アートセラピーやクリエイティブセラピーというのはこうあるべき、と思いました。特別心理学の知識や資格がなくてもファティシエーターになれる。むしろ、そこから分析や解釈をすることがないからこそ、、みんが自由に撮ったり作ることができる。シャッターひとつで自分を表現することができる喜びが、写真からひしひしと伝わってくる。もっともっと自分を表現したい、思うような作品が作りたいという気持ちがリハビリに繋がっていく過程、そして残された家族にとっての慰め…写真セラピーは無限の可能性を秘めている気がする。2012/02/02

yuka_tetsuya

1
自由に写真を撮り、印刷し、スクラップブックにまとめて自分の気持ちを自由に表現するという写真セラピーについて具体的な事例と、脳科学からの視点が書かれてある。デジカメは取りっぱなしで心に残らないが、タンジブルな物にすることによって、自分の心と向き合える。その心を未来の自分と、家族に渡すことができる。たんぽぽの周りの雪が溶けているのは植物の放熱のためである、生きている証であるというのは感動した。写真はその奥に撮っている人の気持ちを写し、さらにその後ろにそれを想像している自分が見える不思議な世界。2011/04/29

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