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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
30
超人が日常化した世界。影に実体を移行できる女子高生コジカは、正義とか平和とか以前に家庭の食卓を守る為、アルバイトに勤しんでいた。出てくる超人がほぼショボい(笑)。コジカのストーカー・残念な美形の白鳥くんの方がよっぽど強いし。白鳥さんのストーカー・空気になれるアリスや、まだ力を見せていない政府の超人たちの活躍に期待。でもこのコミックの魅力は状況に全く左右されないコジカのマイペースぶり。2018/04/15
古槍新垢
3
どうした小原愼司、今風っぽいぞ! 根っこは変わってないけど! バイト、サークル感覚で行われる超人活動がゆるゆるしてて、登場人物たちが楽しげ。でも超人というよりミュータントみたい。ミュータントなおっさんたちが国から生活保護もどきを受けてパチとかやってんのは悲哀が感じられて切ない。鈴木さん(変身前)とコジカ(変身後)が好きだけど別にマニアックじゃないよ。本当だよ。2011/04/25
akiu
2
特殊能力を持った「超人」がたまに生まれる世界。せっかくの能力を、生計をたてるために使うことしか考えていない主人公と、それを慕うぼんくら男子(金持ち・イケメン・バカ)の日常(じゃないところもあるんだけど、だいたい日常)。連載開始時に原点回帰をうたっていたらしいのですが、まさに『菫画報』ですね。全体のひょうひょうとした雰囲気も、ちょっととぼけたキャラ設定も、たまにふっと真面目になる(けどやっぱりどこか抜けてる)感じの展開も、まさにそれ。懐かしかったです。多くの人に受け入れられるかは不明。だがそれでいいのだよ。2018/07/16
うにやま=ゆぅ
2
★★★☆☆ これは良い小原さん。突然現れた超能力者たちは、能力は使えるものからどうでもいいものまで(どうでもいいほうが多い感じ)。それらは当初は騒がれたもののすぐに日常に溶け込む。主人公コジカも能力者であるが、その能力を使いバイトの仕事量を増やしたり…。全体的にちょっと抜けているところが菫画報に続く小原テイストです。全2巻2014/05/23
あさひ
2
超常能力に目覚めた、極貧勤労少女のコジカ。ヒーローおたくの残念イケメンに付きまとわれ、超人管理の役人に追いまわされ、ご当地ヒーローだか、怪人だかに絡まれ…。それでも強く逞しく、家計を助けるべく金儲けに励む日々ーー。脱力系ヒーロー+学園コメディ。超人なのに役に立たない能力ばかりというのが良いです。ちょっと性格がアレなサブキャラたちも面白い。空気女の鈴木さん、イカスっ。2014/05/15