内容説明
瀟洒な洋館に住む一家を襲うポルターガイスト現象。騒々しい物音、移動する家具、火を噴くコンロ。頻発する怪しい出来事の正体は地霊の仕業か、はたまた地縛霊か―。家族が疑心暗鬼に陥る中、依頼者の姪・礼美が語る「悪い魔女」とは?ナルとともにSPRの一員として屋敷に赴いた麻衣は、礼美と彼女が大切にしている人形との会話を耳にする。―リライトを経て、恐怖を増した第2弾。
著者等紹介
小野不由美[オノフユミ]
12月24日、大分県中津市生まれ。京都大学推理小説研究会に所属し、小説の作法を学ぶ。1988年、講談社X文庫ティーンズハートからデビュー。89年「ゴーストハント(悪霊)」シリーズ第1作『悪霊がいっぱい!?』がヒット、人気シリーズに。98年『屍鬼』がベストセラー、のちに漫画化、アニメ化される。02年4月、NHKで「十二国記」がアニメ化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
211
シリーズものの第2弾。とある洋館で怪現象が起こり、それを解明していく物語でした。前作よかしっかりとしたオカルトとなっていました。表紙が内容とぴったりでした。確かに人形ってかわいいけど、夜中とかに目があったらビビりそうだよね。2013/01/01
ヒロ@いつも心に太陽を!
199
漫画を読んでラストまで知っているにも関わらず夢中になって読んでしまう、今やすっかりゴーストハント中毒な私(-∀-*)☆前作が科学的根拠でばっさりと説明出来た話だったため「あんま怖くないかも?」と油断すると痛い目を見る怖さ(笑)ホラーは苦手だけど、期待していた話になってきた!!さすが原作は漫画よりも各描写が細かく、ところどころに伏線もしっかり張られていてニヤリとしながら読んでしまった(←綾子が近所に散歩に出て何を探していたかとかw努力はしてたんだねー!)ああ、3月発売の続巻が楽しみ!!!2011/02/03
いりあ
104
小野不由美のゴーストハント(悪霊シリーズ)の第2巻です。ついに本領発揮です。1巻では、科学的に調査を行なって、自然現象で合理的な説明をつけていたので恐怖するような要素も少なかったのですが、この巻は一気にきました。古い洋館とお人形の組み合わせはベタですが、内容は裏切りません。話の展開が面白いので一気に読めました。普通のホラーと違ってミステリみたいに色々と原因究明をするところが面白い。あと、1巻では胡散臭さ全開の霊能者ご一行の活躍には驚きました。やれば出来るじゃんwww彼らの今後の活躍に期待です。2012/04/13
財布にジャック
98
国立国会図書館にて読了。1巻があまり怖くなったので余裕で読み始めたら、この巻のお話は結構怖いです。西洋の人形が苦手なので、余計怖かったのだとは思いますが、このシリーズはやっぱりホラーだったのだと再確認させられました。8歳の礼美ちゃんが可愛い存在だったので、主人公の高校生の麻衣の影は薄かったですが、キャラの濃いナルは健在でしたね。ホラー一辺倒ではなく、コミカルな登場人物達のかけ合いも楽しめるところが良いです。2011/11/21
れいぽ
95
科学オチの1とは違って、ホンモノが出てくる第二巻。こっっ怖い~(@_@)絶対夜読めないと思って朝イチで読みました。その屋敷は子供を食べる…過去に何があったのか。怖かったけど、悲しいお話で。次も読むぞーw和みのエピローグ、GJ★2012/04/26