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MF文庫
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  • サイズ 文庫判/ページ数 151p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840135726
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

嫌いな鯖を克服しようとがんばったり、走るのが苦手なのに駅伝大会に出場したり、生徒に結婚の心配をされたり、鍵をなくしてあたふたしたり…。“瀬尾先生”の奮闘する日常が綴られるほのぼのエッセイ。学校というルールの厳しい社会の中で、いろいろな生徒がそれぞれに頑張っている姿を見て、自らも発奮し成長しようとする瀬尾さん。それは彼女が描く小説世界につながっている。

目次

給食の鯖
「選択3」の時間
おしゃれチェック
生徒会のこと
草は踊る
点数宣言
誕生日
T先生
涙の学年末テスト
約束厳守〔ほか〕

著者等紹介

瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年大阪府生まれ。京都府立の中学校で国語教師をする傍ら作家として活動中。2001年『卵の緒』で第7回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、作家デビュー。05年「幸福な食卓」で第26回吉川英治文学新人賞、08年『戸村飯店 青春100連発』で第24回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

213
まいこせんせーの悲喜交交。「喜」成分多目です。現役中学生達の瑞々しさがガンガン伝わります。身バレしている様ですので、そもそも滅多な事は言えないのかも知れません。それでもまいこさんから、生徒への温かな想いに溢れていますね( ¨̮ )。それにやり甲斐も。二十代終盤から三十代前半の頃の話が収められて居ますから、必然、生徒からの恋人や結婚に関する突っ込みが、御母堂様なんかより厳しいと言うのは、おじさんも苦笑いせざるを得ずです。2022/04/15

kaizen@名古屋de朝活読書会

179
随筆だと思わずに手に取った。掌編小説のような随筆。瀬尾まいこは、存在自体が面白いのかも。子供に教えられたり、子供に感謝したり。先生にはもってこいの正確。体育会系でもなく、音楽系でもなく、それでもひたすら先生している。飽きない学園物の随筆集でした。2013/10/29

夢追人009

159
小説家と共に中学校教師でもある瀬尾まいこさんの学校での奮闘ぶりを綴った心温まるほのぼのエッセイ集ですね。とにかく著者の明るくて楽天的な性格が伝わって来るエピソードばかりですね。ドジで間抜けな話を少しも悪びれず屈託なくあっけらかんと書かれるのはある意味人徳だと思いますし後に何も嫌な気持ちを引き摺る事無く前向きな希望を感じさせてくれますよね。鶏が先か卵が先かと同じで、ひたむきにがんばる先生の下にはいい生徒さんたちが集まるみたいで、まじめな若者達が一杯の温かいクラスの元気な姿が目に浮かび誠にまぶしかったですね。2020/01/30

りゅう☆

97
瀬尾さんが講師の時と教員採用試験に10年かかって合格して初めて2年間受け持った2組の生徒たちと過ごした日々のエッセイ。中学生って反抗期で友達とのトラブルや勉強面でも色々苦労は絶えないと思うけど、彼らのいい面を引き出したエッセイで読んでて温かい気持ちになる。些細な親切にホッコリし、眠る食べることの大切さを知る。そして鯖嫌いだけど瀬尾さんの頑張り、前向きな姿勢がいい。駅伝、合唱、運動会、生徒会、修学旅行、卒業式。どんな時もクラスを大事に思う気持ちがあり、思いやりが溢れて温かくて優しいクラスに心が和みました。 2018/10/08

masa@レビューお休み中

65
瀬尾さんって、中学校の先生だったんですね!先生と作家のお仕事を両立されていたなんてすごいなと感心しながら、このエッセイを読んでました。生徒のこと、授業のこと、行事のことなど、瀬尾さんが先生として活躍されている中学校での出来事がたくさん書かれています。読んでいると、瀬尾さんの人柄がわかるというか、生徒たちのことを愛していて、生徒たちから愛されているということがわかるんですよね。先生って素晴らしいなぁ。2012/05/24

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