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内容説明
一学期最後の日。池田十勝は、丹下まりもに些細な嘘をついた。「ねえ、土曜とか日曜とか、昨日の月曜とかにキララと会ったりした?電話したりとかした?」会ったり、電話したりしていないと答えたのだが、それは嘘だった。そんな嘘をつかなくてはいけなくなった日の前日までは千歳キララ、富良野咲との四人でただただ楽しく下校していた。夏休みまであと二日―。はやくも雲行きの怪しくなってきたパラダイス下校伝説、異変。
著者等紹介
比嘉智康[ヒガトモヤス]
1984年生まれ。現在は北海道札幌市に在住。第3回MF文庫Jライトノベル新人賞“優秀賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
39
これは凄い。本当にどんでん返しがあった。ずっと「なんだこれw」って言いながら読んでました。う~ん、誰が悪いとかじゃないんだけど。うん、ファンタジー要素凄くて分からない!wまあ、確実に分かることは、千歳もまりもも十勝が好きなんだということで、たぶんおそらくまりもは強いから、持ち直してきてちゃんと告白するんだろう。いやそうであって欲しい。本当に、みんな好きだから選べないとかいう展開だけはやめて欲しい。みんなでずっと一緒に下校しようとかもベタすぎる。ここでもう一歩良い物を見せてくれたら、確実に名作になるだろう。2012/08/28
まりも
33
再読。季節は夏、夏休みになっても一緒に下校する為に一同は補講を受ける事にする…な話。前回までののんびりした展開から一転しての急展開。この作品はここからが本番なんですよね。たんまりの可愛さにゴロゴロのたうち回っているところに、まさかまさかの超展開をぶち込む事でトンデモない破壊力のある内容になってます。のんびりした展開も良いけど、やっぱりこの人の作品はこうじゃないといけませんな。ドロドロの修羅場になってしまった人間関係に対して、我らの下校家十勝はどうするのか。この勢いのまま4巻へ。2015/07/29
KEI
14
購入。あれ、日常ダベリ系の作品の一つ(下校Ver.)だと思ってたんだけど・・・。なぜこのような展開に?と言っても、この展開に不快さはないし、続きが非常に気になる。丹下が入り乱れてグチャグチャになったら面白いのだろうが、さきっぽのお陰でそんなことにはならなそうかな。印象的だったのは、走り去る丹下に声をかけた、件のさきっぽ。カメラが特技ということで、やはり人間観察をしてるんだろうな。普段の天真爛漫、無邪気な雰囲気とは違って良かった。2010/09/21
カッコー
9
十勝の下校への情熱と千歳のネガティブ妄想はちょっと怖くなるレベル。夏祭りで一気に急展開になってビックリ。下校出来なくなる残りの夏休み、千歳(留萌)の展開とまりも、千歳、十勝の三角関係はどうなっていくのだろう。2010/12/08
晦夢
8
やばいこれは面白い!! ここにきてこの作者さんらしいところが出てきた感じ。下校ができなくなる魔の夏休みに入ろうという中、4人の関係に変化が現れる。丹下が可愛すぎるううううう。なんて可愛いんだ、色々想像して悶える丹下可愛すぎ。そしてそこにぶちかましてくるな。急に話のテイストが変化する。そして最後の丹下の人間らしさが好きだな。いや〜いいね、次巻も非常に楽しみ。2014/10/20