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内容説明
夏目雅子、堀江しのぶ、本田美奈子、…。アイドルとしての絶頂期に死と直面した女性たちは、運命をいかに受け止め、どう生きたのか?自らも生死の境をさまよった熟練芸能レポーターが渾身の力を込めて描く、彼女たちの最期の日々。気高く逞しく闘ったアイドルの姿に、あなたは必ず滂沱する。そして、生きる勇気が湧いてくる。
目次
第1章 夏目雅子―ヒマワリのように咲いた命
第2章 堀江しのぶ―「仕事がしたい」と言葉を遺して
第3章 テレサ・テン―心に痛みを秘めたアジアの歌姫
第4章 本田美奈子―明日を信じ闘い続ける勇気
第5章 飯島愛―静かに病んでいった時代の寵児
第6章 川村カオリ―がんに立ち向かった魂の歌声
第7章 大原麗子―大女優のプライドと孤独
終章 岡田有希子―可憐な笑顔に隠された絶望
著者等紹介
前田忠明[マエダタダアキ]
1941年北海道生まれ。明治大学文学部中退。「女性自身」の芸能記者として活躍したのち、80年テレビ界に転身した。現在、フジテレビ系『とくダネ!』の芸能デスクを務める一方、関西テレビ『あっぷ&UP!』にもご意見番として出演。芸能レポーター歴は30年に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
34
読んでいて、これほど感情移入したノンフィクもそう多くない気がします。自分が一番つらいのに最後まで笑顔を忘れなかった本田さん、「仕事がしたい」と言って亡くなった堀江さん、家族の大切さを痛感しながら闘病生活を過ごした川村さん。飯島さん、岡田さん、夏目さん…、みんな素敵な方々だったな、と思います。それだけに、もっと長く生きてほしかったと思います。2014/02/01
ごへいもち
17
読んでいると気持ちが暗くなる。書いている著者はもっと心が痛んだろうなぁ。合掌2013/09/25
バトルランナ-
14
何でこの本読みたいと思ったんだろ!一回しかあったことない人のことそんなに書かれても!5点満点で3点。2014/05/27
たくのみ
12
夏目雅子、堀江しのぶ、テレサテン、本田美奈子。若くして亡くなった懐かしいアイドルたち。あのときの喪失感を思い出した。遺族への取材ではじめてわかる、闘病と苦悩とアイドルとしてのプライド。芸能記者の目から見た視点を超えて感じる温かいまなざし。亡くなった後の家族の対応、事務所の健康管理の強化、基金の設立など、彼女たちの死を無駄にしない取り組みがあったことがわかってよかった。2016/07/29
澤水月
8
臨死体験持つ芸能レポーターが女性芸能人達の死までの葛藤を描く。著者が大原麗子を背負い病室に送るなどパシリにされていた逸話。堀江しのぶの事務所社長があの元イエローキャブ野田氏とは知らず驚愕、若くしての苦痛に満ちたがん闘病は眼を反らしたくなる。夏目雅子と伊集院静の結婚がたった1年1ヶ月でうち7ヶ月が闘病生活…昔は絶対に当人に病名告知をしなかったと思い出し隔世の感。川村カオリは死ぬまでの何ヶ月かをTV局から託されたカメラに収めていたというのも信じられん…岡田有希子の日記が相澤会長の金庫にあるという言質、割に重要2013/03/11