内容説明
帰りたくなる、なつかしい島へ。静かな路地裏に、沖縄の人が通うお店がありました。ほんとうの沖縄を感じるための、グルメ・雑貨・観光案内。
目次
那覇
牧志公設市場
農連市場
首里
栄町市場
桜坂
グランドオリオン通り
竜宮通り
パラダイス通り
十貫瀬通り〔ほか〕
著者等紹介
松永多佳倫[マツナガタカリン]
1968年岐阜生まれ。出版社を経てフリーライターとなる。沖縄を終の住処と決め、ウチナーンチュと島ナイチャー(内地からの移住者)、沖縄離島の文化・風習などを研究している。現在、沖縄那覇市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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greenish 🌿
68
帰りたくなる、懐かしい島へ。静かな路地裏にある沖縄の人が通うお店。ほんとうの沖縄を感じるためのガイドブック ---沖縄本島の19区域を、一般のガイドブックとは異なる視点で紹介している。"オシャレ"な店は1軒もない。古き良き時代の面影を残し、沖縄人(ウチナーンチュ)が愛して止まない、沖縄の匂いが感じられる写真や文が素敵でした。 歴史的な哀しみを内包しながら、助け合う(ゆいまーる)精神を守るおじい・おばあの温かさ、琉球王国の血を脈々と受け継ぐ彼らの矜持。そんなものに触れ合いながら、旅してみたくなりました。2014/08/02
榊原 香織
50
”シマ、下さい”が沖縄居酒屋通の言い方だそうです(シマ=泡盛) 下町ネオン街の紹介もあって、そっちは興味なかったなと。 居酒屋は好きだけど、スナック、バーは没関係2023/05/04
ナディ
26
2010年の出版なので、同じように残る景色や店もあれば、失ってしまったものもあるだろう。もっともっと、いろんなことを知りたい。いろんな場所に立ちたいと、思ってしまう。2016/01/02
山田太郎
18
沖縄好きなので、無条件に面白い。余生は沖縄移住が夢です。がんばろう。2012/09/15
あきあかね
16
沖縄の煌めく海や定番の観光スポットはあまり出てこない代わりに、ざっかけない食堂や居酒屋、工房といった、沖縄に暮らす人びとがふと立ち寄るような場所が多く取り上げられ、リアルな沖縄を感じられる。まだ訪れたことのない場所もたくさんあるけれど、時が止まったような静けさの備瀬のフクギ並木や、市民の憩いの場の波の上ビーチ、琉球王朝の栄華の残り香が漂う首里金城の石畳道、アットホームな雰囲気の千日の氷がふわふわのぜんざいなど、これまでに行った場所が出てくると無性に懐かしく、まだ寒さ残る如月に、想いは南国へと誘われてゆく。2024/02/11