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内容説明
実話ホラーコミックエッセイ。視える日々を綴った禍々しくも可笑しい実体験、全16篇。
目次
伊藤三巳華の憑々草(なんとなくわかる桜の憂鬱;水びたしの足音;妖精は、いる;彼の人も知る旅情;三上君の数珠;たそがれジョニー;不謹慎な人柱;あの日、伊藤はハトだった;オラオラ様と宇宙人さん;すべての姑獲鳥たちへ捧ぐ)
憑々草実話系(寡黙な銀杏の思うところ;憑々草出張編 怪談シスターズの巻)
ほんとにあった愉怪な話(きゃぴきゃぴ楠;今夜も君と;五分刈りのエロ;ファインディング・ブルーアイズ)
お転婆巫女とお祭り狐
著者等紹介
伊藤三巳華[イトウミミカ]
1977年、東京都生まれ。マンガ家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
170
「視える」人である伊藤三巳華さんの体験を描いたエッセイ漫画。私は「視えない」人で怖いもの好きなので楽しく読めます。伊藤さんは視えるが、祓えないので大変ですね。特に旅館やホテルは結構視えるようです。出張でビジネスホテルをよく利用しましたが、特に何もなかったです。唯一、私の心霊体験と言えるのは大学2年から卒業まで3年住んだアパートですね。毎月、金縛りにあいました。アパートに何かあったのかも知れませんね。家賃も安かったし。本編では「三上君の数珠」、「お転婆巫女とお祭り狐」が印象的でした。視える人は大変ですね。2016/06/08
カナン
72
「視える」人の中でもいい具合に避雷針みたいな感じの方なんですねこの人。がんがん遭遇し続けて基本的に本体のダメージゼロってのが面白い。たまに周りが流れ弾食らってますが。姑獲鳥に遭遇と知って、嬉々として話に入ってくる京極先生に和みます。先生の方が神出鬼没過ぎる(笑) 「視える」人のほとんどは「視える」だけで祓えないっていうのはその通り。成仏させたはずのペットを呼び戻すのは実際危険だし、罅入った数珠も勿論危険…ていうかよくそんなもの持ってたなぁ三上君…疑問に思わず持ち続けてたそのホイホイ体質が怖いよ…(笑)2016/12/05
MURAMASA
46
実際のところ、身近に「視える」人がいたら、どうなんだろう。私は怖い話は大好きなのですが、でも「私、視えるんです」なんて真顔で言われたら、ひいちゃうかもしれない。その辺から察するに、私は怖い話好きでも、霊の存在は信じてなくて、だから安心して(?)恐がれるのかもしれません。さて本作は、現実部分のかわいい絵柄と、霊を描くおぞましい絵柄のギャップが魅力。ほのぼのしながらガードが下がってるところにビシッとくるもんだから、けっこう効きます。恐がらせ方の手法としては、グイグイくるより効果的かもです。2010/07/28
ゆみきーにゃ
45
《購入》幽霊見える人は見えるで大変なんですね〜。木と話が出来るなんて羨ましいなあ…2014/03/29
ひめありす@灯れ松明の火
42
ちょっぴりきつそうなつり目のミミカさんが可愛い♪絵も可愛くていいなと思って読み始めたら、所々本気で怖くて動けなくなりました。ヤダな、今晩が本気で怖い。京極先生による姑獲鳥の話と最後のキセルを吸った粋なお狐様のお話しが良かったです。神様でもお化けでも人でも、何か思うもののために必死になっている姿って、すごく胸を打つ。おじいちゃんと猫ちゃんの話はうるっときてしまいました。私が以前勤めていたのは二か所とも割と曰くあるスポットだったので、ぜひ来てほしいです。絶対あそこには何かがいる気がする……。2011/10/15