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MF文庫
怪談実話コンテスト傑作選 黒四

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  • サイズ 文庫判/ページ数 167p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840132909
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

内容説明

“体験談にもとづく怪談実話作品”のみを対象に募集された第1回『幽』怪談実話コンテスト。過酷なダム工事現場で起きた慄然たる奇跡を描く大賞受賞作「黒四」から、決死の覚悟で書き下ろされた話題作「しにますよ」まで、怪談界のトップランナーたちによって選び抜かれた受賞作8篇と書き下ろしから成る、純度100パーセントの“怪談実話”全16篇。巻末には同賞選考会の詳報を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

153
第1回「幽」怪談実話コンテストの優秀作品集。こういう話ばかりを読むと段々と耐性が出来て来ますから「怖さ」をこれでもかとばかりに追求するだけが怪談の目指す道ではないよなと私は思いますね。大賞『黒四』黒四ダムの建設現場で働いていた亡き父は手先の器用さから頼られ、水の中で機械が止まっていると助けに呼ばれる。駆けつけると水面に事故で死んだ仲間の男の顔を見て機械が治る。翌日何か嫌な予感がして行くとまたもや同じ幽霊と出会い同時に崖に亀裂を見つけて仲間と共に重機を移動した結果、被害を未然に食い止めた事で後に表彰される。2020/08/09

nuit@積読消化中

66
【日本の夏は、やっぱり怪談2022】〈其の一・和編〉イベント参加で読みました!久々に手にとった怪談実話。やっぱり怖い。個人的には今ではバリバリの怪談作家の黒木あるじさんの「ささやき」が超怖い。たった6行。読み終えたあとゾワゾワゾワ〜なのだ。2022/07/14

あたびー

37
受賞作もさることながら、巻末の選考会の様子を興味深く読んだ。2010年の本なので、この後人気作家になっておられる方々も多い。特に黒木あるじさんは2作の構成から言っても当時から抜きん出ておられる気がした。私はすっかり耳年増になり(ほんとに年増だが)ただ「出た」と言うだけの怪異では喜べなくなっている。戸神重明さんの「赤い車…」はよく分からない不思議な話で良かった。写真屋さんが撮り売り出された修学旅行の写真の中にあった赤い車の写真が気に入り購入したが、その車が年月と共に変貌すると言うもの。2022/10/07

つらら@道東民

27
黒木あるじ作品が一番嫌な感じでした。でも、実話なのに選評があるところが一番面白かった。加門先生、容赦の無いところが素敵。2014/03/03

烟々羅

17
昼間、東氏が選んだちくま文庫のフィクション選集を書店で見送ったせいか。年末に買ったが切れ切れにしか読んでいなかったこの本をさらりと通読。 ギターの話、下北沢のクラブの話の二篇に思い当たるものあり。 怖い話を読んで、怖い気分が取り紛れるのも妙なものだ。こんな読書もあるのだな。ちなみに映像のホラーは観られたためしがない。元々は度を越した怖がりなのよ2012/04/15

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