感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空猫
27
『恐怖の正体』より。「顳顬(こめかみ)草紙」とは「こめかみとこめかみの間が拵えたようなゾッとする話」を集めた一冊とのこと。意味不明で訳が分からない出来事ばかりで読んでいて眩暈がする。...トモちゃんの声が聞こえるから、切るの『傷口』。古本は中身を見てから『厭な本』。3行の怪談『つらい記憶』。法からは逃げ切れても怨みからは…『二十八年目の回帰』『傷』などがおいらには刺さった。…いくら威張っていたって科学はまだここまでには至ってないんだな(p153)2024/02/17
ナチュラ
18
幽霊や人間の狂気とも違う恐ろしさだった。説明のつかない現象。精霊、生き霊、呪詛、祟り、予知夢、さまざまな体験談が1話2~3ページの短さで沢山詰まっている。山や事故事件現場はやっぱり怖い。中には未来?の自分から命を救われた話などもあったりする。2015/08/12
深青
15
こういうのを読むと、怖いけど思わずにんまりと笑ってしまいたくなる。もっと読んでみたいとも思うし、機会があれば聞いてみたい。自分に振りかかると思うと怖いけど…怖いけど。2016/12/16
うさっち
15
幽霊も出たりするけど、だいたいは正体のわからない不思議な話を集めた実話系怪談集。「怖くて夜も眠れない」ってほどの恐怖を感じることはないけれど、自分の身に起きるなら…と考えるとやっぱり怖い。2016/04/24
綾乃
12
実話系怪談の第一弾。 不思議系、呪い、予言、地方に伝わる因習など、怖いわけではないけど時にゾクッとする話が多い印象だった。 個人的には本を古本でも買ったりするので「厭な本」が怖かった。2022/02/14